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【世界遺産・ギリシャ】ロードス島の中世都市

ロドス島

ギリシャの首都アテネや、エーゲ海で人気の高いサントリーニ島・クレタ島からはかなり遠いところにあるロドス島。その旧市街が中世から残る町並みとして世界遺産に登録されています。

明るい太陽のあたたかさと、新旧の街並みが共存する風景とがマッチして最高に心地よい滞在となりました。

想像していたよりも良かったところは?と聞かれると、間違いなくロドス島はそのひとつに挙げられるでしょう。グリークサラダにギロピタ、食べ物も最高でした。

2008年5月
アテネからフェリーで18時間

【世界遺産・トルコ】ヒエラポリス-パムッカレ

ヒエラポリス-パムッカレ

石灰棚パムッカレと古代都市ヒエラポリス、この2つがひとつの世界遺産として登録されています。パムッカレ村から見える真っ白な石灰棚を、靴を片手に裸足で登っていきます。ぬるい温泉水がとめどなく流れており、気持ちのいい裸足の散歩を楽しむことができます。

また、登りきったあとの上から眺める石灰棚も絶景。後に広がるヒエラポリス遺跡も古代都市がそのまま残されているものも多く、見所たくさんです。想像していた以上に充実度の高い世界遺産だと思いました。

2008年5月  港町マルマリスからバスで5時間。
イスタンブールまでバスで10時間。

【世界遺産・ヨルダン】ペトラ

ペトラ

映画「インディージョーンズ 最後の聖戦」の舞台にもなった世界遺産ペトラ遺跡。

ヨルダン南部ワディムーサの街の中心から徒歩20分。入口をくぐると、大地が引き裂かれたような岩の間を、灼熱の中、歩き続けます。そして目の前に宝物庫「エル・ハズネ」が突然現れます。ペトラのハイライトというべき風景です。

遺跡はあまりにも広く、周るには一日がかり。でも一番奥にある神殿「エド・ディル」まではどれだけ大変でもたどり着く価値はあると思います。これぞ世界遺産とも言うべき、ペトラ遺跡でした。

2008年5月
首都アンマンからワディムーサまで乗り合いバスで3時間半

【世界遺産・ヴァチカン】ヴァチカン市国

ヴァチカン

人口800人ほどの、世界最小の独立国家ヴァチカンです。

サンピエトロ大聖堂やヴァチカン宮殿など、建築・美術の宝庫。特にシスティーナ礼拝堂の天井画(ミケランジェロ)や、ラファエロの間の絵画は必見。

2008年5月

【世界遺産・エジプト】ギザのピラミッド

ピラミッド

世界一周旅行で特に行きたかった世界遺産のひとつが、エジプトのピラミッドでした。

エジプトへのアクセスや、カイロ市内、そしてピラミッドに行くまでのタクシーの中でトラブルや嫌なことはたくさんありました(日記参照)が、ピラミッド自体は期待通り、圧巻の大きさ・迫力で大満足でした。

ラクダには乗らず、自らの足でピラミッドの周りを回ったのは正解。間近まで行くと、積み上げられた石の多さと大きさを更に感じることができます。

2008年5月
ギザまでは首都カイロからタクシーで30分

【世界遺産・イギリス】ウェストミンスター宮殿

ビッグベン

ロンドン塔にあるフェリー乗り場からウェストミンスター船着場までは約20分。テムズ川のゆるやかな流れが、巨大都市ロンドンの喧騒を忘れさせてくれます。ウェストミンスターへは地下鉄よりもフェリーで行くのがオススメ。

1998年9月/2008年6月

【世界遺産・イギリス】ロンドン塔

【世界遺産・イギリス】ロンドン塔

写真無し

これまでの2度のロンドン訪問でも近くは通るものの中には入らず。

1998年9月/2008年6月

【世界遺産・イギリス】海事都市グリニッジ

【世界遺産・イギリス】海事都市グリニッジ

写真無し

旧王立天文台には、経度ゼロの子午線がひかれており、線をまたいでの記念撮影は必須です。

1998年9月
語学研修中の休日に

【世界遺産・タイ】古都アユタヤ

古都アユタヤ

アユタヤは、トゥクトゥク(3輪タクシー)を1日チャーターして周るのがおすすめ。見所が広範囲に点在しているので、徒歩は無理ですし自転車でもこの暑さでは・・・。

ワット・ロカヤスタの寝釈迦像や、南東部にあるワット・ヤイ・チャイ・モンコン(写真)が特におすすめ。

2008年6月
バンコク中央駅から電車で約2時間

【世界遺産・ラオス】ルアンパバーンの町

ルアンパバーン

ラオスの古都ルアンパバーンは町自体が世界遺産に登録されています。古き良き日本を思い出させるような田園風景と寺院、そして夜のマーケット。特に何もなさそうな町なのに居心地が良くて長く居たいと思わせるところです。

朝5時~6時には僧侶が行列を作って「托鉢」が行われています。ラオスに来たら一度は見ておきたい光景です。

2008年6月
バンコクから飛行機で2時間。首都ヴィエンチャンから飛行機で1時間。

おすすめその1『世界一周航空券』

世界一周旅行のオススメ「世界一周航空券」

世界一周旅行のおすすめ「世界一周航空券」

世界一周旅行といっても、人それぞれ、旅の方法は様々です。豪華クルーズなど、船を使って世界一周する人もいれば、僕らのように飛行機を中心に大陸を渡っていくという方法もあります。また、じっくり時間をかけて、電車・バス・船などを乗り継いで陸路を中心に渡り歩くバックパッカーも多いでしょう。ですので、誰にもピッタリと合う方法は存在しないわけです。

また、期間も様々です。会社の休みを利用して1~2週間で世界一周を果たす人も実際にいます。転職の合間や学生旅行など、1~2ヶ月でうまくまわることも出来ますし、僕らのように3~6ヶ月くらいなら割と多くの場所を訪問することができるでしょう。さらに1年を超えるバックパッカーもたくさん存在します。

そんな色んなスタイルの中で、うまく利用価値を見出せるのなら、僕らが使っている世界一周航空券はお得なのかもしれません。

日本航空や英国航空が加盟するワンワールド、全日空やユナイテッドなどのスターアライアンス、ノースウエスト・大韓航空などのスカイチーム。航空会社のグループ(アライアンス)ごとに、それぞれ世界一周するためのチケットが販売されており、それを世界一周航空券と呼びます。僕らはワンワールドの「ワンワールド・エクスプローラ」を利用することにしました。

細かなルールなど、ここで説明してしまうとキリが無いため割愛しますが、世界一周旅行の期間が1年以内で、ある程度ルートや訪問地を決定してから出発できるケースなら、かなりお得に利用できます。ルールやルート、価格などは各アライアンスのサイトや世界一周堂さんのサイトを参考にしてみてください。

世界一周航空券の額面だけを見ると確かに高額です。しかし、うまくルートを組んで15フライトくらい利用したとしたら・・・、1フライトあたりの金額はいかがでしょう。大陸間移動の長距離路線も何度も利用することになりますので、価値が高いかなと思います。
※燃油税や空港税など別途徴収がありますので注意!僕らは17フライトで追加料金は1人18万を超えていました。

特に、僕らも今回利用した、ビジネスクラスでの世界一周航空券の利用は価格面だけでなく実際に利用しての快適度・満足度が高いです。単に座席が広いというだけでなく、機内サービス・おもてなしは心地よく快適です。空港での優先的なチェックイン、手荷物検査も「お先に失礼」です。到着後、荷物も到着先で一番(ファーストクラス設定があるフライトの場合はファーストの後)にでてきます。たいていの国際空港ではビジネスラウンジが利用できますので、出発前の時間もギリギリまで快適に過ごせます。機内では広い座席に長距離路線ではぐっすり眠れるフラットシート。食事もコースをゆっくりと堪能。あと、マイレージもエコノミークラスより加算率が高いですね。

海外旅行の単純往復でビジネスクラスの航空券を買うなんて、あまりにも高すぎて手が出ませんが、こうして世界一周航空券として利用すると、何とか僕らでも利用することができました。気合を入れて選択した価値はじゅうぶんにありました。

1年間の旅行を考えていた予算を、この3ヶ月間に一気に投入し、このビジネスクラスへのアップグレードを行ったことは大成功だったと思います。

世界一周おすすめその2『視力回復手術レーシック』

世界一周旅行のおすすめ「視力回復手術レーシック」

世界一周旅行出発前の僕の裸眼視力は・・・、両目とも2.0で良く見えています。そのわけは、2年前に視力回復手術のレーシックを受けたからでした。それ以来ずっと、2.0の視力を保っています。

2年前までは、強度の近視(手術前:両眼0.08)でコンタクトレンズを使っていたのですが、そのころから世界一周旅行は実現させる予定でしたし、帰省や旅行などでコンタクトレンズの不便さや不衛生さを感じていました。そこで、勇気を振り絞って、レーシックに挑戦することにしたのです。

最初は、目に施す手術なので、「失明は?」「失敗は?」「痛いのでは?」「その後の視力低下は?」など、不安要素が一杯でしたが、とあるクリニックでレーシックの安全性やその効果についてじっくり伺ったところ、価値は高そうだなと思い、その場で申し込みをしていました。

手術まで約3週間のめがね生活、そして、緊張の手術当日。手術は意外とあっさり数分間で終了し、その日からびっくりするくらい遠くが良く見えます。手術翌日には1.2が見えており、その後順調に視力が回復し、1ヵ月後からは2.0で安定を保っています。今でも視力低下した様子はなく、めがねもコンタクトも不要の快適な世界一周旅行を続けています。

めがね・コンタクト・コンタクトのケア用品など、小さな荷物の積み重ねはとても負担になります。裸眼生活になったことでそれらから完全に開放されたので、レーシックを受けて大満足です。一時的に出費はかさみますが、その後、ケアが不要になることを考えると自分への良い投資なのではと思います。

当時の日記がありました。
レーシック体験記へ

参考:持ち物リスト

※「全持ち物」ではありません。思いついたものを書いています・・・。

【持ち物リスト】デジタルギア系

●パソコン TOSHIBA dynabook MX/370LS

写真・動画の保存、サイトの原稿作成・更新、予算管理、仕事などに大活躍。世界一周旅行に必要不可欠の相棒です。1年前に中古で購入した一品で持ち歩くには少し重いサイズですが、丈夫でキーボードもしっかり打ちやすく順調に利用中。 二人で共用のため、取り合いになること多し。夜中か超早朝が占有するには狙い時。

⇒超・貴重品なので、飛行機の機内預けにはしませんし、宿のチェックイン前やチェックアウト後に預けておく荷物にも入れません。でもさすがに日中の観光には持ち歩けませんので宿の部屋の中でしっかりロックして保管していました。やはり重いので、今なら、今はやりのミニノートPC(8.9インチのもの)をもっていくかなと思います。

●デジカメ1 デジタル一眼レフカメラ NIKON D40

いっしー専用機。出発時点でデジタル一眼レフ使用暦半年のため、うまく使いこなせるか不安。大きくかさばるので荷物が多くなってしまうのは仕方ありません。

⇒無事、故障することもなく世界一周のお供として活躍してくれました。とちゅうで、レンズの先に付けていた保護フィルターが粉々になる事件はありましたが、レンズ本体は無傷で助かりました。

●デジカメ2 コンパクトデジカメ NIKON COOLPIX5600

エミ専用機。3年前の結婚式の前に購入したもの。まだまだ現役で大活躍。単3電池タイプは何かと便利。

●デジタルビデオカメラ ビクターMG47

いっしー利用機。使用頻度は多くないが、カメラで表現しづらい箇所で活躍。カメラとビデオを両方首からぶらさげるとあまりにも忙しくなる。イタリアの青の洞窟で大活躍して、もってきて良かったとようやく実感。

●携帯電話 L704i

いっしーの携帯。世界ケータイなので、基本的にどの国でも通話・メールが可能。仕事も続けながらの世界一周旅行なので必須。だが、使用頻度はかなり低い。もっぱらアラームと出費メモの記録係となる。

⇒オープンチケットの予約をする際、紙チケットをFAXしろと言われるときがあり、FAXではなく携帯カメラで写真をとってそのまま添付して航空会社にメールするという離れ業も行いました。

●LANケーブル

2本持ってきたが、両方ともあまり3mほどの短いものなので、長いケーブルも持ってくるべきだった。宿にある共用のパソコンからPCにつなぐこと数回。旅の前半では随所で活躍を見せています。しかし、無線LANが使える国も多く、旅の後半ではほとんど使うことはありませんでした。でも、必須アイテム。

●電話線とモデムチェッカー

どうしても部屋の電話回線でネットにつなぐ必要があるときの緊急用。モデムチェッカーは8年前にオーストラリアで使用して以来なので動くのかどうか・・・。

⇒イタリアで初使用。結局ネットにはつなげず・・・。

●変圧器

220-250Vの電圧から日本式の電圧へ変換するアイテム。8年前にオーストラリアで使っていたものなので動くかどうか・・・。

⇒何度か使用しているが、緑のランプがついていないのが不安。ちゃんと変圧されているのかな?アイロン使用しているとき、すごい高熱になっていたので使用中止。それ以降、怖くて使っていません。

カプトラ

●サスコム

これひとつで世界中の電源プラグに対応できるというすぐれもの。出発直前に東急ハンズで購入。確かに、おもちゃみたいに色々形を変えて活躍してくれます。


サスコム

●CD-R
5枚ほど。途中で溜まった写真を焼いてその都度へ送付。バックアップツールとして絶対に必要。世界各地で売っているし、ネットカフェでも焼いてくれるけどね。

【持ち物リスト】バッグ系

●旅行カバン

ソロツーリスト スイッチバッグ55

いっしーはグレー、エミはオレンジでお揃い。コロコロ転がして引っ張れるキャリータイプで今回は旅しようと決めていたので、その中でも容量・価格を考慮して即決。サブバッグもついていて2万円を切るのはこれだけでした。ストラップをつけてバックパックとして背負うこともできたのですが、一度も使用しませんでした。

今回購入したのは、ソロツーリスト スイッチパック55L。東急ハンズで大きさや持ったときの感触などを確かめて、購入はインターネット通販にて。

●中サイズのバックパック 

いっしー用。30リットルの小型バックパックは、飛行機移動の際の機内持ち込みに使っています。パソコンやデジカメ、貴重品をたっぷり入れて持ち込めます。また、街歩きにも基本はこのバックパックを使用。途中でスーパーに寄るなど、街歩きの途中で荷物が増えることもあるので、この容量のバックパックをいつも持っていると安心です。

【持ち物リスト】書籍・ガイドブック

●地球の歩き方

合計6冊を持参。そのうち、新品で買ったのはペルー編のみ。他はすべてブックオフで調達。 結局02年版のヨルダン編など、あまりにも変わりすぎていて役に立たず・・・。ガイドブックは 出来る限り最新のものをおすすめします。また、1冊1冊が重いので、不要な部分は切り取って、 必要なところだけ持っていくといいですね。それさえも必要ないほどの国は、必要な数ページだけ 図書館でコピーするなどでじゅうぶん。

⇒途中、足りない部分は、途中で旅行者に該当ページをデジカメで撮影させてもらったり、ロンリープラネットを購入したり。使い終わったガイドブックは日本へ送りました。

●読み物

旅行開始時に持っていったのは、天樟院篤姫の上下巻。テレビドラマが途中で見れなくなったので。旅行途中の紀伊国屋などで、司馬遼太郎や東野圭吾などを買い足し。

【持ち物リスト】セキュリティ系

●パックセーフ

歴戦の旅人のホームページを見ていると、カバンを丸ごと包んでロックするこのアイテムは荷物を守るために必須だと思えました。迷わず二人分購入。しかし実際は、一度も使うことはありませんでした・・・。いくら個室だといえ、南米などではやっぱり使ったほうがいいかなとも思ったのですが、自分たちの感覚で、安心できそうな宿にしかとまらなかったので、結局未使用。でも、ドミトリー中心のバックパッカー旅行をする方は、持っていったほうがいいのではと思います。
【10%OFF】pacsafe(パックセーフ) パックセーフ85

●貴重品入れ

これまでの海外旅行では、首から提げるタイプのパスポート・貴重品ケースを使っていました。しかし、気候が暑くTシャツ一枚ですごす場所などでは、首の紐が見えてしまって悪い人いバレてしまう可能性があります。念には念をということで、腰に巻くタイプも準備していきました。

⇒結局、首から提げるタイプを活用。腰巻タイプは、お金やカードの別途保管用として、いつもキャリーバッグの中で出番を待ち続けているのでした・・・。

地球の歩き方オンラインショップがネット上では貴重品ケースが充実しています。

●南京錠

大小合わせて3つ用意。100円ショップで買えるものではなく、旅行グッズ売り場にあるようなしっかりしたもの。数字合わせダイヤル式にしました。3つそれぞれの番号を変えて、しっかり記憶しておくのが重要。

世界一周の予算と旅行期間について

3年以上前から、世界一周旅行の出発日をあらかじめ決めていましたので、その日に向けて少しずつですが貯金をして、その時点で貯まったお金を使って精一杯楽しもう!そう考えていました。

元々、8ヶ月~1年くらいの期間を、バックパック貧乏旅行のようなスタイルで旅することを考えていたのですが、いろいろ考えているうちに、節約・倹約にこだわりすぎるのではなく、このスタイルも残しつつ、お金を使うところはしっかり使う、「大人旅」の一面も楽しんでいこうということになりました。

期間も、のんびり長期間というよりは、短期間でもない、「中期間」とも言うべき3~4ヶ月くらいにしてはどうか。そのかわり、1年で使う予定だった予算を、この3ヶ月間にすべて投入してしまおうと決めたのです。その結果、予定していた世界一周航空券はエコノミークラスからビジネスクラスになり、安宿にとまる場合もドミトリーではなく必ず個室、時にはプチホテルにも泊まってゆっくりすることができるようになりました。

世界一周航空券のビジネスクラスは、一人約75万円。それに燃油サーチャージや空港税などが20万近くかかったので、航空券代だけで一人100万近くかかります。二人なので、もう200万。

旅行中に使うお金は、二人で1日15000円を目標にしてみました。これは、宿泊費・観光費・食費・世界一周航空券以外の交通費すべて込みです。アジア・欧米・南米で物価もかなり違うので国によってバラつきがあると思いますが、最終的にうまくこれくらいでおさまればと。100日行ったとして、150万円という計算ですね。(結局、100日で1日平均16000円を少し超えるくらい使ってしまいました!)

上記を合わせると、3ヶ月間の予算は350万円。事前準備費、引越し、トランクルーム代なども入れて、400万円以内におさまればOKという感じではないでしょうか。

数ヶ月間の世界一周旅行のための海外旅行保険

海外旅行に行くときに、掛け捨ての海外旅行傷害保険に加入するというのは多くの旅行者が行っていることであり、当然のことなのかもしれません。僕もこれまでの海外旅行では、多くの場合、ちゃんと事前に保険に入っていました。

しかし、数ヶ月の旅行となると、保険料は決して安くありません。もちろん、何かトラブルがあったときのための保険なのですから、安心のためにも加入するべきなのでしょうけど、何か良い方法が無いかと探していました。

そこで利用することにしたのが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険です。すべてのカードに付帯されているわけではありませんので事前に詳しく勉強する必要はありますし、カード付帯の保険は保険金額がとても低く設定されているものも多く、怪我や病気の際に十分にカバーできるものであるかも見極めなければなりません。

僕が以前から持っていた、NWAワールドパークスJCBテイクオフカードは、保障金額がじゅうぶんでなく、あらたに別のカードに加入する必要がありました。そう、なんと、クレジットカード付帯の旅行保険は、複数のカードを持っているだけで、保障金額が合算されるのです。知らなければ損する知識ですよね。

調べた結果、三菱UFJニコスが発行するVIASOカードというクレジットカードが、保障金額がじゅうぶんにカバーされており、なんと年会費が無料ということが分かりました!このカードを使う予定が無かったとしても、持っているだけで保険が自動付帯されますので、入っておいて損はありません。海外旅行障害保険はこのカードでカバーすることに決まりました。

しかし問題は、その有効期限です。ほとんどのカード付帯保険は、出発日から3ヶ月間を保障の限度としています。1年くらいの期間を考えている旅人には、使用は難しいのかもしれません。僕らも3ヶ月をやや超えるくらいの期間を想定していましたので、最後の何日~何週間かは無保険になる?そんな不安がありました。

でも、なんと、カード付帯保険を延長する方法を見つけたのです。

それは新たに、別のクレジットカード「 シティカード」に入会することで解決しました。この シティカード、「3ヶ月」という保障期間には違いないのですが、その有効期限のスタート日は「旅行出発日」ではなく、「旅行中にカードで支払いをした日」なのです。つまり、旅行中に航空券代金などをシティカードで支払うと、その日から保険適用が開始。出発から61日目に使用したとすると、61日目から150日目までが保障されることになります。うまく3ヶ月目にあたる日に使ったとすると、最大、別のカード付帯保険と合わせて6ヶ月間は保険が適用されることになります。

僕らもこの方法で、旅の途中に保険を延長!
結局、幸いなことに保険を使うような場面はありませんでしたが、安心感が違いました。半年以内の旅行を考えている方にはお得な方法ではないでしょうか。

参考リンク:
VIASOカード
 シティカード

初めてのフライト

初めて国際線フライトを利用したのは、19歳・大学2年の夏、大学の研修プログラムで1ヶ月間イギリスに行ったときでした。そもそも飛行機自体に乗るのが初めての経験でした。

KLMオランダ航空、関空発・アムステルダム行き。ど真ん中の席に当たってしまったため、せっかくの初フライトなのに窓からの眺めを楽しむことはできませんでした。滑走路を走って離陸するときなど、外が見えたらかなり恐れてしまいそうなので逆に良かったのかもしれません。「落ちる~」「こんな鉄の塊が飛ぶわけ無い!」などお決まりのパターンで取り乱すことなく、冷静でいられました。

初めての機内食にも感動し、食事と食事の間におにぎり・カップラーメン・アイスクリームなども自由に食べられるというサービスの良さ。他のエアラインはもちろん未経験でしたが、KLMはとっても良い印象のまま初めてのフライトを終えました。

1998年8月

搭乗券紛失事件!

2000年4月、ワーキングホリデーのスタート日、オーストラリアのシドニーに向かっていたときのこと。関空からブリスベンまで直行便で飛んで、一旦機内から降りてから同じ便に乗り込んでシドニーが最終目的地という変わったフライトでした。

ブリスベンまで無事到着し、待合ロビーで1時間の待ち時間。そして、再搭乗のアナウンスが聞こえてきたとき、「や、やばい!」と。なんと、ブリスベン発シドニー行きのボーディングパスがどこかへ行ってしまったのです。

一度機体から降りるときにはあったので、絶対にこのブリスベン空港の待合ロビー内にあるはずなのですが、動き回った場所を見回ってもありません。カバンの中や本の間を探しても無い。このままでは初日から空港で迷い人になってしまうのか・・・。

そんなとき、あることを思い出しました。そういえば、ワーキングホリデー出発の記念に、搭乗券をデジカメで撮影していたのだ!

デジカメの小さいモニターに映し出されている搭乗券と氏名、そして座席番号を精一杯ズーム表示して、カンタス航空係員に見せました。まだデジカメが一般的でなかった頃なので、係員はびっくりして、まわりのスタッフを呼び集めました。「これ見てみろよ!」と楽しそうに談笑しています。

こっちはそれどころじゃないのだけど・・・。

「OK、大丈夫。乗っていいよ!」と、とても軽いノリで機内へと促されました。僕としてはとても助かったのですが、セキュリティ上、大丈夫だったのかなぁ。航空会社に登録されているデータとデジカメ画面、そしてパスポートを照合したので、何とか大丈夫なのでしょう。

こうして、晴れて、ワーホリのスタート地点であるシドニーへ降り立つことができたのでした。

※結局、雑誌の中に搭乗券は隠れていました・・・。

羽田空港JALサクララウンジ

羽田空港サクララウンジ

2008/08/28

今回の世界一周旅行で使った「ワンワールド世界一周航空券」のマイレージは、すべてアメリカン航空の「アドバンテージプログラム」に貯めていました。ビジネスクラスですとポイント率アップなどもあるようで、気付いたら、今回の旅行だけで7万近くマイルが溜まっていたようです。これでオーストラリアやヨーロッパなどの特典航空券がゲットできます。

また、1年の間に5万マイル以上を飛行したことで、「アドバンテージプログラム」の「プラチナ」という上級会員となりました。3つある上級会員の中のうえから2つめです。これは、ワンワールドの「サファイア」というクラスに相当し、同じくワンワールドのJAL便でも同じように上級会員として優遇を受けれるのです。1年間だけの限定ですが、これは利用しない手は無い!

そんなわけで、いつもは国内線はANAを利用している僕ですが、本日はJAL便に搭乗。JALを使う際はマイルはアメリカンに加算してもらいます。羽田空港のVIP用チェックインカウンターで搭乗券を発券してもらい、セキュリティゲートを過ぎたところにある「サクララウンジ」へ直行。世界一周旅行では毎度毎度ビジネスラウンジを利用していましたが、国内線のラウンジは初めての体験。飲み物・スナック・ネット接続などのサービスはやはり充実しており、出発前のちょっとしたひと時を楽しむことが出来ます。

ラウンジをいつでも気軽に使える身分になれればいいけれど、今は、この限られた1年だけ、上級会員という立場を楽しんでみたいと思います。

世界一周リンク集

※ご縁のあった方を中心に、かなり厳選してます。

世界一周日記・世界一周ブログ

イッセキの世界一周。あの国この国、蔵出し写真館
2006年11月から1年間の世界一周旅行期。撮った写真15,000枚の蔵出し写真館は必見。帰国後も、世界一周関連のイベント出演・雑誌掲載など活躍されています。

世界一周!西へ、東へ、あっちこっちへ・・・
バックパッカー夫婦ヨージ&ナナの旅日記。何と2年間の世界一周旅行進行中。僕らとはブダペストのアンダンテホステルで知り合い、なんと奈良県民、地元は極近いということで驚きました。

世界一周旅行の情報収集

世界一周堂
世界一周航空券のスペシャリスト・角田さんの世界一周専門旅行会社です。僕も角田さんにチケットを発見してもらいました。帰国後、世界一周堂主催の「世界一周スクール」にはゲスト講師として出演中。

ヨーロッパの格安航空会社ガイド
ヨーロッパ内の移動には、格安航空会社を利用するのが時間・費用の両方から見てお得。このサイトでは、ヨーロッパ地域にあるメジャーなものから小さなものまで格安航空会社を網羅しています。世界一周中にここにあるエアラインを一度は使ってみたいもの。

イースター島ドタバタ生活記
チリにある日系旅行代理店のブログです。イースター島の生情報や最新観光情報が盛りだくさんなので、情報収集に活用しました。過去の記事を読んでみると、自分が行くころの季節・気候もイメージしやすいかも。

宿の予約にオススメのサイト

ホステルワールド
世界中の安宿が登録されており、オンライン上で残室確認やリアルタイム予約ができるのでとても便利。部屋や宿の設備についても詳しく記されているので、無線LAN接続が可能かどうかをチェックしてから予約を入れていました。

ブッキングドットコム
ホステルワールドよりもランクが上の「格安~中級ホテル」を安く予約するにはこのサイト。世界一周旅行中にも何度か利用しましたし、普段の海外旅行でも幅広く使えます。3つ星・4つ星ホテルがキャンペーンなどで格安になっていることもあるので要チェック。

安心・安全!おすすめ宿(日本語OK)

当山ペンション(ペルー・リマ)
ペルーのリマに行くならここ。日系ペルー人のペペさんがあたたかく迎えてくれます。空港送迎もお願いできますし、各種ツアーや航空券も安く手配してもらえます。日本風の建物・内装はとても落ち着きます。

スペース46(ニューヨーク)
二人で旅している人や、女性の一人旅には最適。マンハッタンの中心、タイムズスクエアまで徒歩数分というバツグンのロケーションにもかかわらず、この値段で泊まれるのはここだけ。キッチンも自由に使えますし、ゲスト・スタッフが全員日本人というのは安心感が違います。

アンダンテホステル(ハンガリー・ブダペスト)
世界一周旅行でブダペストが大好きになった理由の一つに、安全・快適なアンダンテホステルの存在があります。特に、入口も別のところにある「アパートメント1」は、二人で泊まるなら最高。ハンガリーの家にそのまま住んでいる感覚になります。ドミトリー・共有スペースも自由な雰囲気が心地良いホステルです。

ある出来事によって、決まっていた世界一周の出発日

世界一周旅行に行こう!と決まった時点で、実は出発日が定まっていました。自宅のデスクトップパソコンの画面には「2008年3月10日に世界一周旅行出発」と書かれています。これは世界一周を志した2004年ごろからずっと変わっていません。

そして、実際に出発したのは2008年3月15日。ほんの5日の誤差しかありません。その誤差も、フライトの残席の都合で移動しただけで、実際は予定通りの出発日にすることも可能だったのです。

「絶対にこの日に出発する」とあらかじめ決めておくことが、世界一周を本当に実現させるためにはとても重要なことだと思います。僕らの場合も、「いつか、行きたい」というだけでは、なかなか現実のものとはならず、夢を持ちながらそれに近づけない状態が続いていたかもしれません。実際の「予定」にまで落とし込む。それがとても大切です。

では、なぜこの2008年3月10日にしようと思ったのか。それはとても個人的な理由からでした。

2003年3月10日、このとき24歳だった僕は、地元奈良県内の某病院で、胃癌の手術を受けました。胃の3分の2を摘出し、無事、癌の病巣を取り除くことができました。今でも検査医には「もう少し発見が遅れてたら危ない・・・」と言われるくらい、ギリギリの発見だったようです。

手術後の入院中は、じっくりと考える時間がありました。

今後、どのように生きていこうか、もっと人生を楽しむためにはどうしたらいいのか。もっと自分の心の声に正直に、せっかくの人生を後悔なく生きていきたい!

色々と考えていた「これからやりたいこと」の中に、世界一周旅行が浮かんだのです。

この時までに世界各地を旅していましたが、まだまだ行きたい場所はありました。でも社会人1年目の自分にとっては、もう自由に世界を旅して回るのは当分無理だろうという諦めがありました。でも、よく考えてみたら、サラリーマンとして今後も40年間働かなくてはいけない、なんて誰が決めたことでもありませんん。自由に、自分の好きなように生きる権利は誰にでもあります。そう考えたら、「命がある」という自分には、まだまだたくさんの選択肢があり、可能性があるということに改めて気付いたのでした。

その後、この時期を支えてくれた妻とともに目標に定めた「世界一周旅行」。この出発日は、一般的に「癌」という病気が治癒できたとされる5年後。つまり、手術日の5年後の2008年3月10日を出発予定日と定めました。

※病院のベッドの上で読んだ、高橋歩氏の「LOVE & FREE」は、脳に大きなショックを与えてくれました。人生の可能性、チャレンジの大切さ、そして後悔の無い生き方というのを大きく考えさせられる一冊です。読んだのが病院のベッドというのは、結構強烈ですよ。

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