【チュニジア0日目】チュニジア訪問の理由と、行き方検討

今年の秋の旅行はチュニジアに行くことにしたわけですが、周りからは「どうしてチュニジアなのか??」と聞かれることが多かったように思います。確かに、一般的な旅行先としてはなかなか挙がらないところですし、場所もそれほど知られていないかもしれません。サッカーで日本代表と戦ったことで名前は良く聞いたかもしれませんが。

なぜチュニジアと聞かれても、「興味があるから」としか答えられませんが、もう少し詳しく書くとすると、元々ギリシャやクロアチア、その他にも地中海沿岸の諸国を旅行して、とても気に入っていたため、アフリカ大陸で地中海に面している国であるというのが挙げられます。特に首都チュニス近郊は、ギリシャのサントリーニ島のような「青い空、白壁と青い屋根、そして青い地中海」が映える街があるというのを聞いていましたので、前々から興味を持っていたのです。

また、それだけではなく内陸へ進むと、サハラ砂漠の大砂丘の一部へもアクセスが可能です。これまで、UAEドバイ近郊の大砂丘や鳥取砂丘は経験がありますが、やはり大きな砂漠といったらサハラ。これも今回の大きな楽しみのひとつです。

さらに調べてみると、世界遺産の数は多く、とくにローマ時代の遺跡やイスラム教の重要な巡礼地が世界遺産に指定されているということで、小さな国ながら観光スポットが多く、周遊型の旅行が楽しめそうというのもありました。

2年半前の世界一周の際もチュニジアはルートに入れたいと思っていました。イタリアのローマやナポリから地中海を渡るフェリーが出ていることは調べていました。しかし、日程の都合で断念した経緯もあり、ようやく訪問が実現したこととなります。

そんなわけで2010年秋に訪問することは決まりました。

さて、どのようにアクセスするか。ヨーロッパ(特にパリが多い)経由でチュニスに入る方法と、中東系エアライン(エミレーツ航空でドバイ経由、カタール航空でドーハ経由など)を使う方法の2パターンから選ぶことになります。

まず、溜まっているマイレージを使って特典航空券でヨーロッパまで行き、そこからチュニジア基点のチュニスエアで現地入りすることを第一候補のしましたが、旅行を決めたのがギリギリだったため、どのヨーロッパ便も全て満席で予約できませんでした。

それならばと、エミレーツ航空とカタール航空のホームページで日程と料金検索。ふむふむ、どちらもそれほど不便なく乗り継ぎができそうだ。で、価格はカタールのほうが2万円くらい安いかな。じゃあカタール航空で決定だ!

と、航空券を予約して、出発準備を進めていくこととなりました。

この時点ではカタール航空の日本便の特徴は理解していなかったと思います。続く。

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【チュニジア1日目】カタール航空で成田・関空・ドーハ・チュニス

チュニジア カタール航空

カタール航空の日本路線の時刻表を見ると、
20:50 東京成田発
05:15+1 カタール・ドーハ着(翌日)となっている。

時差があるので、まあこんなもんか、と思っていたが、時差は6時間なので14時間以上かかることになっている。ヨーロッパまででも10~12時間なのに、中東までそんなにかかるはずがありません。

そのからくりは、関空にありました。カタール航空の日本路線は、成田で東京の乗客を乗せ、関空で近畿の乗客を乗せ、そしてドーハへと出発するのです。なので成田出発の場合は、関空での離発着と待機時間が1時間以上あるので、こういう時刻表になるわけです。

エミレーツなら成田からドバイまで直行できるはずだから、カタール航空ではタイムロスが大きい!関空まで、ドーハまで、チュニスまでの3回も離発着することとなりました。

10/2夜9時ごろに成田を出発して約1時間半で関空に到着。この間でも軽食は出ましたね。そして、往路は飛行機から降りることなく関空からの乗客を迎えます。関空を出発したのは日も変わろうかという時間。そこから約11時間のフライトとなりました。

カタール航空自体は、とても快適な乗り心地。シートピッチもちょっと広いような気がするし、それぞれの座席についているモニターも大きく、自由に遊べます。機内食もおいしかったような気もするし、長距離路線のエコノミークラスとしては何も問題なく快適だと思います。

カタールの首都ドーハに到着したのが翌朝のカタール時間5時ごろ。乗り継ぎ便のチュニス行きが7時の出発なので待ち時間は2時間でした。ドバイ空港のように広くて明るい空港をイメージしていましたが、ドーハ空港は比べ物にならないほどこじんまり。でも、新ターミナルを建設中ということなので、来年以降のオープン後はかなり変わるのではないでしょうか。

チュニジア カタール航空

おすすめ情報としては、ターミナル内にある上記のラウンジの近くのベンチに座ると、このラウンジ専用の無線LAN(Wifi)回線が拾えました!パソコンを開いて待ち時間を過ごすのもよし、スマートフォンのWifi機能でメールやネットをするのもよし。僕もXperiaを開いて普通にメールなどができました。

ドーハからチュニジアの首都チュニスまでは、約6時間。ドーハまでの時間を考えるとかなり短いフライトではありますが、それでも6時間です。こちらの路線の機材も新しく、快適なフライトを楽しめました。時差はさらに2時間戻って、到着はチュニジア時間で午前11時。

さて、チュニス・カルタゴ空港から今回のチュニジア旅行は始まります。

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【チュニジア2日目】地中海の町シディブサイド

チュニジア カタール航空

ギリシャの島々を中心に、地中海沿岸が大好き。アフリカ側からも楽しみたいということで、青い扉と白壁の 景観が美しいチュニス近郊のシディブサイドというところに 来ました。

長時間のフライトを経て、とりあえず到着地の首都チュニスに一泊、となってもおかしくないですが、シディブサイドにはとても惹かれていたことと、空港からチュニスに行くのもこちらに来るにもあまり距離は変わらないということで、いきなりシディブサイドに来ることとしたのです。

ドーハからチュニス空港に着いて外に出ました。タクシーの運転手やツアーの勧誘がしつこく迫ってくるかと思いきや、そんなことは無く拍子抜け。チュニスの空港は小さいながらもスマートな印象のするところです。

空港からの移動手段はほぼタクシー。市内バスもあるようだけど、使い勝手悪そうだし、シディブサイド行きは無さそう。でも、タクシー乗り場には向かわずに、2階の出発ターミナルに移動しました。空港まで客を運んできた流しのタクシーをつかまえる。そのほうが、まともなドライバーに当たる確率が高いというのが経験上正しいはず。やはり、普通のタクシー運転手にあたりまして、シディブサイドに直行してもらいました。

予約してあった「ダールファトマ」は、車も入れないような裏路地にあるため、見つけるのに苦労したけど、近くにある有名なホテルを起点に捜索。無事チェックインし、荷物を置いたら早速、散策開始です。シディブサイードは予想していたとおり、「チュニジアンブルー」が 映える、たいへんうつくしい町並みでした。

チュニジア カタール航空

景観が条例にて保護されており、青と白のペンキ塗りのおじさんが、いろんなところで塗りなおしていました。つねにきれいに新しく保っているというのが見えます。

9月までのバカンスシーズンも終えて、町は落ち着いている印象。欧米の団体ツアーはちらほら見えますが、日本人を含めて個人旅行者は今の時期はそれほどいないのかもしれません。

「ジャポーン」「コンニチワー」の兄ちゃんたちを適当にあしらって歩いていると、このチュニジア旅行も、2年前の世界一周旅行の延長を楽しんでいるような気分になります。

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【チュニジア・宿】Dar Fatma(ダールファトマ) ~シディブサイド

チュニジア ダールファトマ  チュニジア ダールファトマ

チュニジアン・ブルーの扉が印象的な、全7室のプチペンション。高台にあるので、テラスからは地中海やシディブサイドの町並みを楽しめます。

さすがにシディブサイドだけあって価格は張りますが、静かに快適に過ごせるところでした。これまた青と白とに統一されたテラスでの朝食もおすすめ。

難点は、場所を見つけづらいこと。新しいホテルなのでタクシーの運転手でも知らない人がほとんどですし、そもそも車では玄関までアクセスできません。近くにある有名な「ダールサイド」というホテルまで案内してもらって、そこから歩いていくのがいいかもしれません。

ダブルルーム 1泊120ユーロ

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