【47日目】その2 CARPATAIRって?近距離路線のビジネスクラス

ヴェネチア

2008/04/30 その2

MA421便ブダペスト行きの出発が近づいてきました。ラウンジを出て14番ゲートに向かうと、すでに搭乗は始まっているようす。なぜかチェックインのときと同じお姉さんが登場ゲートで切符切りもしていました。マレヴ航空のスタッフはヴェネチアには一人しかいないのでしょうか・・・。

マレヴハンガリー航空を使うのは初めてです。どんな機体やフライトかなと楽しみにしていましたが、予約時にチケットに書かれていたのは、「operated by carpatair」の文字。カーパットエアー?まったく聞いたことありませんが、どうやらこのカーパット航空の乗務員と機体で運行する共同運航便のようなものかと思います。

バスで機体のそばまで来てびっくり。小さなターボプロップ双発機ではありませんか。バスに乗っている約20名がそのまま、このフライトの利用客数だったようです。小さな機体は左列が1名、右列が2名のみ。トロント・ニューヨーク間のフライトを思い出しました。ビジネスクラスの僕らは前から2列目でしたが、座席が広いのかどうか、ほとんど分からないくらいです。出発前に恒例のウェルカムドリンクのサービスはありましたが、やはり近距離路線はビジネスクラスと言っても、あまり大差は無いのでしょうか。

そんなわけでカーパット航空機は順調に離陸。小さい機体ながらほとんど揺れずに快適です。朝も早かったので、1時間10分のフライトと言えど、しっかり寝ておこう・・・。そう思ったときです。乗務員が前で作業をはじめ、最前列の紳士1名と僕ら2名の合計3名のテーブルにテーブルクロスをセットするではありませんか。「飲み物サービスくらいで、なぜテーブルクロス?」と思っていたのですが、なんと、ちゃんとプレートの軽食が用意されていました。これはビジネスクラスの乗客のみのサービスのようです。

パプリカのサラダにボリュームたっぷりの生ハム。あたたかいパンにケーキも。ワインを楽しみながらブダペストへの空旅はあっという間に過ぎていきました。マレヴハンガリー航空・カーパット航空ともに、あまり大きな期待をしていなかっただけに、ちょっとうれしいサプライズでした。

フライトは快調。定刻どおりにブダペストの国際空港へ着陸。EU間の移動なのでパスポート検査や税関なども特になく、そのまま空港の外に出ることができます。空港から街へは、最安値である市内バス⇒地下鉄⇒路面電車の乗り継ぎで、予約してあるホステルに向かうことにしました。

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【宿】ブダペスト アンダンテホステル

アンダンテホステル

アンダンテホステル

日本人経営の新しくキレイなホステルです。僕らの滞在中に、オープン1周年を迎えたようです。最新のガイドブックにも掲載されたようですし、宿泊者のブログ・日記などで評判がとても良かったのでブダペストの宿はここと決めていました。ペルーの当山ペンションの情報ノートでもおすすめされていました。

2名用のプライベートルームは、まるで我が家にいるかのような、いや、日本に帰ったらこのまま我が家にしたいなと思える雰囲気。コンパクトなスペースながら、寝室はロフト部分にあり、リビングは広々と利用できます。自由に使えるPCが1台ありますので、二人別々にすべきことを進めることができました。キッチンも調理器具から調味料、炊飯器まで自由に使用できますので朝昼晩と好きなだけ自炊も楽しめました。

プライベートルーム(アパートメント)が3つ、あとは男女別ドミトリー(相部屋)が数室あります。共有スペースや共有キッチンはやや狭いですが、無料でインターネット(パソコンが1台あり、無線LANもばっちり)も使えますし、宿泊者が和気あいあいと楽しく過ごしています。夜遅くで、盛り上がったトークはとどまることがなさそうです。ブダペストの街も心地よいだけに、いくらでも長居してしまいそうなホステルです。

プライベートルーム 1泊1室50ユーロ~
ドミトリーのプライベートスペース 1泊1人14ユーロ

2008/04/30-05/03 プライベートルーム合計3泊
2008/05/03-04 ドミトリーのプライベートスペース1泊
2008/05/04-06 プライベートルーム合計2泊

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【49日目】その1 徒歩での国境越え

2008/05/02 その1

ハンガリー観光の目玉のひとつ、ブダペストから北方面のドナウ川に沿った中世の街並み訪問があります。僕らも、日帰り旅行として、いくつかの街の中からひとつ選んで今日行ってみようということになりました。ガイドブックを見て、3つくらいあるなかからどれを選ぶか検討していました。そんなときです、検討していた中の一つ「エステルゴム」という街は、なんと北のスロバキアとの国境に接していて、橋でドナウ川を渡るとなんとスロバキアに入国できるとのこと♪こんな面白そうな話を逃すはずはなく、今日の目的はスロバキアで一杯カフェを楽しんで帰ってくる・・・というものになりました。

宿からブダペスト西駅までは徒歩で15分程度。そこから国内線の中距離列車に乗り込み約1時間半でエステルゴムの街につきます。ハンガリーカトリックの総本山であるエステルゴムにはそんなに多くではありませんが観光客の姿も目立ちます。僕らもランドマークである大聖堂の麓から、ゆるやかなドナウ川の流れと、その先に見えるスロバキアを眺めていました。(写真右の左手前がハンガリー、右奥がスロバキア)

エステルゴム自体の見どころはそれほど多くなく、中世の街並みをゆっくりと楽しむところかと思います。僕らの目的はあの橋の向こう。いよいよ、徒歩で国境を越えていきます。

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【49日目】その2 スロバキアでカプチーノ★

2008/05/02 その2

徒歩で国境を越えた記憶というと・・・、陸路(列車やバス)による国境越えの経験はありましたが、徒歩は過去に経験はありません。橋を渡っての国境越えは、シンガポールとマレーシア間などが手軽で有名ですが、まさかハンガリー・スロバキア間でそんな体験ができるとは思いませんでした。

ドナウ川にかかるこの橋は、エステルゴムとスロバキアのシュトロボを結んでいます。観光客もゾロゾロ気軽に渡っている様子です。両替所やカフェが立ち並び、どちらの街の端のたもとも明るい国境の雰囲気です。念のためパスポートは持参しましたが、EU圏の移動のため、特に必要はなさそうです。

途中でスロバキアの国旗が貼られている箇所を通り、晴れて入国達成。これを1カ国と加算していいのかどうか迷うところですが、ヴァチカンも入れると世界一周旅行8カ国目の入国になりました。

スロバキア国境の街シュトロボのメインストリートは歩行者天国になっていて明るいカフェが立ち並びとても平和な雰囲気。ハンガリーと似た、とても歩きやすい広い通りと、青い空と多く茂る緑が印象的です。まったく下調べもせずにスロバキアに入ってきましたが、ゆっくりするには最適の街のような気がします。

もちろんスロバキアの言葉も何も知りませんし、スロバキアの通貨の名称やレートなんてもちろん調べていません。とりあえずハンガリーフォリントを1000だけ(650円ほど)を両替し、美味しそうなケーキが並ぶお店に入って値段チェック。なんと、カプチーノ2つとケーキ二つでお会計は・・・92スロバキアコルナ(約530円)でした。ケーキもコーヒーも非常に美味しく、そしてハンガリーやユーロ圏ではありえない安さで楽しむことができて大満足。無事、本日の目的を達成することになりました。

シュトロボの中心部の散策と、カフェでのんびりくつろいだだけで2時間ほどのスロバキア滞在でしたが、徒歩でドナウ川の国境を越える経験と合わせて、自分たちなりには見どころ・ネタの多い1日となりました。

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【50日目】その1 祝50日★旅の折り返し地点はドミトリー部屋に宿泊

2008/05/03 その1

日本は現在、ゴールデンウィーク真っ最中。そんなことに気付くこともなく快調に旅を続けている僕らではありますが、やはりこの時期は海外旅行に出かける人がグンと増えるので、このブダペストを歩いていても家族連れ、友人同士、一人旅など、日本から来られている方もチラホラ見かけるようになりました。

そんなわけで、現在の宿アンダンテホステルもとても日本人宿泊客で賑わっているようです。僕らも、宿の手配が半月ほど前と、GWにしては遅かったため、同じ部屋での連泊が叶わず、今朝までの3泊はプライベートアパートメント、そして明日からの2泊も同じくプライベートを押さえることはできましたが、今日の夜だけは空きが無かったようですので、ドミトリー(相部屋)に宿泊となりました。男女別の部屋があるので、もちろん別々の部屋に泊まります。

基本は、「ドミトリーには泊まらずに世界一周旅行を!」ということでスタートしましたので、自ら進んでドミトリーを予約することはありませんが、このホステルはたいへん快適のため、つなぎの1泊だけこのような形になりました。

ドミトリールームなんて長らく泊まっていないな・・・と思い返してみると、2001年末のニューヨーク以来になります。ドミトリーとってもここは日本人のみが宿泊しているホステルですので、共有ロビーでブログの更新や仕事をしたり、他の旅人と自由にお話をしていると時間はあっという間に経過しています。本日5月3日の宿泊客は非常に関西人率が高く、その中でも奈良県民(奈良出身)が5名?6名?生駒や平群出身者や、同い年の方など、非常に面白い偶然でした。

夜中まで談笑している皆さまに、ワインやサンドイッチなどをたくさん振舞っていただき、大変お世話になりました。

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【50日目】その2 ブダペストの夕暮れ

2008/05/03 その2

ブダペストに来てからドナウ川・くさり橋地域に何度か足を運んでいますが、今日は暗くなる直前の微妙な夕暮れ時を見物にやってきました。青空の昼間とも真っ暗な夜景とも違う、幻想的な風景が美しかったです。

日は意外と長く、これでも夜の8時~8時半ごろ。本格的に真っ暗になるのは9時近くになってからです。ドナウ川周辺に吹く風はとてもつめたく、長い間いると身体が冷えてしまいます。真っ暗な時間帯の夜景は、明日予定していることがありますので、今晩はこれにて宿に戻ります。

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【51日目】その1 ハンガリー競馬を楽しもう

2008/05/04 その1

今回の世界一周旅行で、うまくどこかでタイミングが合えば、その現場の競馬場を訪れ、実際に競馬観戦・馬券遊びをしてみたいと思っていました。これまでなかなかそんな機会を作ることができませんでしたが、ここブダペストはゆっくりと過ごしていますのでチャンスかなと思っていました。実際に、地図を見てみると「競馬場」の表記がありましたので、あとは実際に開催状況を調べてみる必要がありました。

ブダペストのキンチェム競馬場のサイトをまず開いてみます。ほとんどがハンガリー語で書かれているので意味が分かりませんが、右側にある英語のページにスケジュール表がありました。どうやら、毎週日曜日に競馬は開催されていて、僕らがブダペストにいる5月4日も開催日になっているようです。

100%の確信は持てませんが、競馬を観戦できる可能性が高いということで、早速地図に書かれている競馬場に向かおうとしました。その出発間際、宿のオーナーと話をしていると、どうやら僕が思っている(地図に書かれている)競馬場と、オーナーが実際に駅前から目にしたことにある競馬場とは位置がずいぶん違うようです。以前にネットで調べたときに、2つあった競馬場のうち、片方が取り壊されたと書かれていましたので、間違えるとマズイと思い再度詳しく調べてみると、オーナーのおっしゃる競馬場が現存する正しいものでした。ギリギリ助かりました・・・。

ブダペスト競馬場(キンチェム競馬場)は、地下鉄のM2路線の終点からひとつ手前の「Pillango utca」駅が最寄です。開催日とはいえ、ハンガリー競馬が何時に始まり、何時まで何レース行われるかの情報は全くありません。さすがに午前中のみの開催は無いだろうということで、午後1時前には競馬場につけるように出発しました。

そして目的の駅についてホームから外を眺めた瞬間・・・。言葉を失ってしまいました。

これは明らかに競馬場。しかし奥に見えるスタンドには人は1人もいないようです。競馬場の芝も整備されていないようでタンポポが綿毛をゆらゆらさせています。

「まさか・・・。今日は、開催していないのでは?」

競馬場を発見できた喜びではなく、競馬開催に関する不安感に襲われました。もし未開催だったら、せめて馬場の見学だけでもして帰ろう・・・と、ゆっくりと競馬場の方面へ歩いていくのでした。午後からの開催、もしくはナイター開催がありますように!

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【51日目】その2 競馬場に入場&本日は開催日なり☆

2008/05/04 その2

駅から見た、人影ゼロの競馬場に不安を感じたまま、競馬場の入口へと向かいます。入口あたりまで来ても、やはり人の姿はありません。でも、入場門は開いていました。「もしかして、早く着いただけで、競馬は開催日かな」と期待を持ちつつの入場です。特に入場料金もかからないようで、散歩気分でいつのまにか競馬場の敷地内へと入れました。

中には、ほんの数人ですが人がいます。でもどうみても競馬自体が開催されている雰囲気はありません。そこで、近くにいた人を捕まえて聞いてみました。

「今日は競馬は開催されるの??」
「オー、もちろんさ!あと1時間後の午後2時からね」

やりました★
本日、競馬が開催されることがこれで確定!ハンガリーのブダペストでついに馬券購入まで楽しむことができます。それにしても、開始1時間前でこの人の少なさ。レースが始まるころにはどれくらい人が集まるのでしょうか。

350フォリントでレーシングプログラム(左)を購入。割としっかりできています。本日の出馬表や馬柱だけでなく、先週の開催の詳しい結果やニュース等も充実しているようです。全てハンガリー語なので全く理解できませんが、競馬新聞を読みなれている人なら、馬柱に書かれていることはかなり解読できます。読み込んでみると、ほとんどが8~9頭立てのレースで、すでに何度も対戦しているようなメンバーとの再戦が目立ちます。日本の地方競馬にかなり近いのではないでしょうか。

あまりにも小さい電光掲示板は写真にもはっきりと写らないほどでした(右)。

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【51日目】その3 馬券購入&レース観戦

2008/05/04 その3

第1レースの発走30分前になると、小さなパドックに出走馬9頭が登場。日本のサラブレッドよりも少し小さく感じられる印象で、どの馬もどうやらピリピリしているようです。そんな僕らの横を騎乗する騎手のみなさんが普通に通り過ぎていき、馬にまたがり始めました。

パドックから数十メートル先が馬場です。あっという間に入場し、そして向正面へと各出走馬は散って行きました。ここでようやく、ポツポツ増えてきた観戦客が馬券購入エリアへと足を運びます。

日本の競馬場のように自動券売機のような設備はありません。すべて口頭もしくはメモ書きでのやりとりになります。もちろん僕らは口頭なんて無理ですので、買いたいものを詳しくメモにして手渡すという方法で何度か馬券を購入しました。単勝(TET)と馬単(BEFUTORA)だけ覚えていたので、特に馬単を中心に購入。実際、馬券の種類は、単勝・複勝・馬単・3連単くらいしか無いようですね

無事、馬券を買えた僕らは観覧席に移動。やはりスタンドはガラガラで人はほとんどいません。(上記は第3レース発走直前の様子)

僕らと同じホステルに泊まっていたという日本人の方も加わって3人で第1レースを観戦しました。結果は、人気どおりあっけなく決着。あまりにも予想しやすいレースだったため、3人とも単勝・馬単など見事的中★ハンガリー競馬での良い思い出になりました。とは言っても、堅い決着でしたので、ほぼ儲けはありませんでしたが・・・。

その後、第2・3レースも馬券を楽しみましたが、残念ながら的中することはできず、本日の結果は負け。でもあまりにも情報が少ない中で、無事競馬を楽しむことができて大満足のキンチェム競馬場訪問でした。

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【51日目】その4 ブダペスト夜景ドライブツアー

2008/05/04 その4

再びアンダンテホステルのプライベートアパートに移り、夜はこのホステル主催のブダペスト夜景ツアーに参加させていただきました。宿泊客の中から参加者を募って、ツアー代金をシェアして1時間半ほど、宿の車で夜景を見てまわります。

英雄広場からスタートして、くさり橋を渡って旧市街の中へ。その後、ゲッレールトの丘からブダペストを見下ろす夜景を楽しみ、最後はくさり橋のふもとに停車してゆっくりと王宮方面をながめます。

これだけの見どころを自分たちでめぐっていくのはとても大変ですので、こうして車で効率よく連れていっていただける企画はとても助かります。車内で流れる90年代J-POPを耳にしながら見るブダペストの夜景は格別です。

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【52日目】その1 マレヴハンガリー航空の事務所で予約手続き

2008/05/05 その1

最高に居心地のよかったブダペストもそろそろおしまいが近づいて来ました。結局、合計6泊したことになります。今回の世界一周旅行で一箇所に6泊したのは初めてですので、それだけ宿も街も物価も、旅の要素いろいろバランスが取れていたのだと思います。

明日出発!と言っても、実はまだ出発便の予約は取っていません。マレヴ・ハンガリー航空の次のオープン区間を予約しなければと思っているうちに、気付いたら前日になってしまいました。どうしてもこの航空会社は世界一周航空券ですと予約トラブルが起こりがちですので、ちゃんと紙のオープンチケットを持って街の事務所に出向くことにしました。

上記の写真は、事務所の待合椅子。飛行機の中ではありません・・・。

やはり事務所に来て予約をしてもらうと、何もかもスムーズに進みます。あっという間に、ブダペスト発の次の便に予約を入れることができました。座席もその場で指定しておけます。ギリギリ前日でも席が空いていて助かりました・・・。これでいよいよ、ハンガリー滞在もあと1日ということに確定しました。

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【52日目】その2 ハンガリー名物・温泉へ

2008/05/05 その1

温泉大国ハンガリー。ブダペストを観光で訪れる人の多くは、到着して数日以内に、名物の温泉を訪れるのではないでしょうか。市内には、いくつもの大きな温泉があり、毎日のように遊びに出かけるという人もいるようです。そんな温泉ですが、僕らもようやくあと1日というタイミングになって初挑戦。

野外の温泉温水プールがあり男女一緒に水着で楽しめるところ、ということで市民公園にある「セーチェニ温泉」に決定。あの、温泉プールの中でチェスを指す姿で有名な温泉施設です。

前日まで快晴が続いていたのに、あいにく今日は雨が降ってしまいました。ギリギリになっての初訪問なので、もう日にちは選べません・・・。入口で入場料を払い、地下のロッカー部屋で着替えて、いざ野外温泉へ。

水温はややぬるめと聞いていたのですが、今日は昨日までと比べて若干気温が低いので、38度の温水プールからは湯気がモワモワと立っています。あごまで一気につかってみると、これが気持ちいい♪旅行中は浴槽でゆっくり・・・なんてことはできませんので、あったかい温泉は疲れが取れて体もリラックスします。

ヨーロッパ最大級の温泉治療施設ですので、野外プールだけではなく、屋内にも数種類の温泉やサウナが充実しており、何時間でも過ごすことができそうです。マチュピチュ村以来、1ヶ月半ぶりの温泉に、心と体が癒された1日でした。

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【53日目】その1 英雄広場

ブダペスト

2008/05/06 その1

先日の夜景ドライブツアーで訪れたポイントのひとつですが、昼間の青い空をバックにした英雄広場はまだ見ていなかったので、宿からゆっくりと地下鉄5駅分、通り沿いをテクテク歩いて行きます。

パリのシャンゼリゼ通りを手本にしているといわれるこの通りは、英雄広場からまっすぐ西へ進めばくさり橋のあたりまで続いている大通りです。途中、おしゃれなカフェが立ち並ぶエリアがあったり、緑いっぱいの歩行者専用通路があったりと、天気が良い日に歩くには最高ではないでしょうか。

昨日の雨とはうってかわって、今日は無事、青空を背景にした明るい写真が取れました。こんな風景を楽しみながら、この通り沿いにあるオープンカフェで昼間からビールを飲む。こんなのんきな毎日が続いています。

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【53日目】その2 ブダペストを発つために空港へ

ブダペスト

2008/05/06 その2

4泊くらいかな?と思って訪れたここブダペスト、気付いたら今日で7日目、今回の世界一周旅行での一箇所での滞在最長記録達成です。そんなハンガリー・ブダペストからいよいよ出発のときがきました。

お世話になったアンダンテホステルの部屋は昼の12時にチェックアウトしましたが、飛行機が夜のため荷物を預かってもらっていました。そんな出発までのひとときも、ホステルの共有スペースでパソコンを開いてブログや仕事をしたり、ガイドブックを読みあさったりと、相変わらず自由で快適な空間です。

そして夜の7時にいよいよホステルを発ちました。オーナーやスタッフの方々に見送られ、玄関を出たときにすこし淋しい気分になったのは、やはりこの宿がこれまでに無く快適で過ごしやすかったからでしょう。僕らがブダペストを大好きになって出発できるのは、やはりベースにあったこのホステルのおかげです。ブダペストに帰ってきたときは、また絶対にお世話になることと思います♪

空港まではもちろん今回も公共交通機関を乗り継いでいきます。ブダペストの空港まではとても簡単で安くいけるので、時間が許せば自力でいくことをおすすめできます。地下鉄ライン3で終点まで行き、空港バスに乗り換えるだけですので、日本円で500円程度でしょうか。

僕らの次の目的地は、ギリシャのアテネ。マレヴハンガリー航空MA230便の出発は夜の11時35分。ビジネスラウンジが使えるとのことなので早めに到着した僕らでしたが、どうやら夜はほとんど出発便が無いようで、空港は閑散としているのでした・・・。果たしてラウンジはオープンしているのか、出発まで時間をうまく過ごせるのか。

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【53日目】その3 ブダペスト・フィリヘジ空港のビジネスラウンジ

ブダペスト

2008/05/06 その3

マレヴハンガリー航空MA230便アテネ行きに3時間前にチェックインした僕らは、空港での楽しみのひとつであるビジネスラウンジへと向かいます。ラウンジで好きな飲み物を飲みながら、本を読んだりネットをしたりと自由に過ごすことができる、これは世界一周航空券ビジネスクラスの大きなメリットです。空港に早く到着することがとても楽しみになります。

深夜のため、人がほとんどいない空港内をラウンジに向かって歩きます。そして、搭乗ゲートが並ぶ一番端っこに、マレヴ航空のビジネスラウンジはありました。しかし、外から見るかぎり明らかに狭いスペースです。もしや、あまり期待できないのでは・・・そう中へと入りました。

案の定、ラウンジの中は、テーブルが10~15個程度の小規模スペース。これまで見てきたビジネスラウンジと比べると、ダントツで最小です。さらに!もう出発便がほとんど無いので、中に乗客は誰一人いません。ラウンジにいるのは僕らふたりだけ。結局出発までの2時間あまり、誰も新たに入ってくることは無く、我が家のようにラウンジを占領するのでした。

ビール・お酒からソフトドリンク・コーヒーまではもちろん自由に飲めますし、スナック類も数種類。何より、自分のパソコンで無線LANを拾えたので僕としては評価上々です。

搭乗がはじまって、僕らがラウンジを後にした途端、受付にいた二人は「バイバイ★」と言ってラウンジの電気を消して帰っていきました。正真正銘、今日の最後の乗客である僕らだけが占拠したマレヴのビジネスラウンジでした。

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