【93日目】その1 アジアのブティック・エアラインでラオスへ

バンコクエアウェイズラウンジ

2008/06/15 その1 

10日間のタイ滞在をひとまず終え、今日は世界一周旅行15カ国目のラオスへと向かいます。

ラオスへのアクセスはいくつかの方法があるようです。バンコクからバスや列車で国境の街ノーンカーイまで行き、そこから友好橋というメコン川にかかる橋を渡ってラオスへと入る方法がバックパッカーには一般的でしょうか。僕らもそのルートでも良かったのですが、帰りにその方法を使うとして、行きは「遠いところから」ということで、世界遺産の街ルアンパバーンまで一気に飛行機で飛ぶことにしました。

バンコクからルアンパバーンまでの国際線は、ラオス航空とバンコクエアウェイズが運航しているようですが、ネットでの価格は後者の方がお得でしたので、バンコクエアウェイズの初利用となりました。広島や福岡にも就航している、中規模クラスの格安航空会社と言えるでしょうか。1週間前に購入したEチケットを昨日リコンファームし、今日は渋滞のことも考えて早めにバンコク・スワンナプーム国際空港へとアクセスしました。

バンコクエアウェイズが他よりも優れている点、それは「アジアのブティックエアライン」と呼ばれるくらいのサービスでしょうか。何と、エコノミークラスの乗客も、他の航空会社がビジネスクラスへ提供している「空港ラウンジ」が無料で利用できます。これは大きなアドバンテージではないでしょうか。

僕らも事前にその情報を仕入れていたため、いつものワンワールドビジネスクラス航空券で利用しているような感覚で、バンコクエアウェイズ専用ラウンジへと向かいました。

到着してみると・・・、なんとエコノミークラスラウンジには誰もいません。僕らだけが自由に占領してしまいました。ちょっとしたスナックやスイーツ、ドリンクは無料でセルフサービス利用できますし、パソコンも使い放題。それはまさにビジネスクラスラウンジのようでした。

搭乗までに数名はラウンジを利用したようですが、ほとんどの乗客はラウンジの存在を知らずに空港ロビーで過ごしているに違いありません。チェックインカウンターでもラウンジのことについては触れていませんでした。知っているのと知らないのとでは大きく違う情報ですね。

バンコクエアウェイズ

そんなわけで、搭乗時刻までラウンジでゆっくりと過ごし、午前11時50分になってバンコクエアウェイズPG945便ルアンパバーン行きの搭乗が始まりました。定員60名ほどの小さな期待ですが、僕らはこんな期待ももう慣れたもの。小さなプロペラ機は揺れそうですが、実際はそんなことはなく、ジェット機と同じくらい快適なフライトを楽しめます。

エコノミークラスでも機内食のタイカレーは美味しく、白ワインとともに完食。2時間のフライト時間はあっという間に過ぎ、山間を抜けてラオスの古都ルアンパバーンへ空港へと着陸したのでした。ここから1週間ほどですが、今回の旅行最後の1カ国をのんびり楽しんでこようと思います。

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【宿】ルアンパバーン Ancient Luang Prabang Hotel

ルアンパバーンの宿

アンシエント・ルアンパバーン・ホテル

メインストリートのシーサワンウォン通りの西の端に大きくそびえたっている中級ホテル。宿泊料金の安いルアンパバーンの中ではかなり高額な部類に入ります。その分、部屋の広さや内装などは抜群で、ゆっくりリラックスするには最適です。市内観光、マーケット散策にはこの上ない立地です。

空港やバスターミナルの送迎は無料。無線LANも部屋で常時接続できます。安めのゲストハウスではなく、物価の安いラオスでこそちょっとだけ贅沢を!というケースにおすすめのホテルです。朝食付き。

ダブルルーム・バストイレ付き 1泊1室US50ドル

2008/06/15-18 3泊

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【93日目】その2 世界遺産ルアンパバーン

ルアンパバーンのメイン通り

2008/06/15 その2 

ルアンパバーンは、その町自体が世界遺産に登録されています。無数に立ち並ぶ寺院、そして毎朝行われる僧侶の行列風景(托鉢)が有名で、近年は欧米・日本からもたくさんの観光客が押し寄せて観光ラッシュになりつつあるようです。

確かに、メインストリートには外国人向けのゲストハウスやレストラン、バーや旅行会社がたくさん並んでいますし、外国人旅行者がたくさん町を歩いている姿が目立ちます。でも、それでもまだまだラオスののんびりした落ち着きのある風景はしっかりと残されています。バンコクから来た人にとっては時間の流れがあまりにもゆっくりと感じるはずです。

宿に荷物を置いてから、さっそくメインストリートに繰り出しました。写真で見ると、本当に何も無い場所のように思えますが、実際歩いてみると旅行者向けのレストランや旅行会社が多く並んでいます。

プーシー

ルアンパバーンの町の中心にある小高い丘「プーシー」に登ってみました。入場料を払って10分ほど急な階段を登ってたどり着く頂上からは、ゆっくりと流れるメコン川やルアンパバーンの大通りなど全方向を眺めることができます。

ちなみに、入場料はタイバーツで支払いました(入場料2万キープ⇒80タイバーツ)。ラオスの観光地では、通貨「キープ」の安定性がまだまだ低いこともあり、USドルやタイバーツがそのまま使えます。でも、何度かタイバーツやUSドルでの支払いをしてみて気付きましたが、レートを計算したあとに端数は切り下げられたり、そもそもレートが悪かったりすることが多そうなので、実際はキープに両替をしてキープで支払いをするほうが得のようですね。

プーシー

さて、プーシーから眺めるメコンの夕暮れ。残念ながら雲が多い天候だったため、メコン川に沈む真っ赤な夕日はみることはできませんでした。でも、プーシーの頂上からメコン川を何も考えずにじっと眺めているだけで、ラオスという国を堪能できているような感じになるのが不思議です。何もしなくても心地よい国を早速満喫しています。

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【94日目】ゆっくり流れるメコン川で

メコン川

2008/06/16 その1 

大河メコン川はとっても赤く、そしてゆるやかに流れていました。

昨日の午後にルアンパバーンの町はある程度歩いてまわり、見所や規模についてもだいたい把握できましたので、今日は一日かけてルアンパバーンの郊外にある見所をいくつか見てまわりたいと思いました。

郊外で一番人気のあるところといえば、メコン川を20キロ以上のぼったところに突如現れるパークウ洞窟です。町からはるか離れたところにある小さな洞窟に、何千体もの仏像が納められているそうです。また、その洞窟自体に加えて、スローボートでゆっくりと時間をかけてメコン川をのぼっていくクルーズそのものも大きな見所のひとつです。

また、2つ目の郊外の観光地は30キロほど南に車で下ったところクアンシー滝という名所があります。メコンとは違って美しい清流と雨季には激しい滝、そして泳げる滝壺は欧米人バックパッカーにとって大人気のスポット。これら2箇所を効率よく訪れるために、洞窟への船と滝へのミニバスでの移動だけの気楽なツアーを購入し、1日かけて観光することにしました。

午前はパークウ洞窟へのスローボートクルーズ。途中、小さな村を何箇所か訪問しながら、メコン川の流れに逆らって2時間ほどボートでのぼっていきます。川辺で子供たちが遊ぶ姿は、どこか懐かしい日本の風景を見ているようです。

パークウ洞窟

ひたすら山々の中をボートは進んでいき、ルアンパバーンから2時間近く経過したころに、突然左側に小さな洞窟が見えます。これがパークウ洞窟です。ボートから降りて中に入ってみると・・・、かなり狭い敷地内に、三千近くの仏像が納められている姿は圧巻です。昔はその何倍もあったそうですが、とても想像できません。

大小2つの洞窟を見るのに約30分。これだけでも歩いてまわれました。ボート往復で3時間強かかりますが、ここまで来る価値はじゅうぶんにあります。何よりもボートからメコン川と山々を眺めているだけで、何も言葉は要らないという感じ。自分の中の時計がスローになっていくようです。

クアンシー滝

さて、午前と午後とは同じツアー会社だけどそれぞれ別の商品。若干遅れて帰ってきた午前のボートから飛び降り、急いで昼食を済ませて、午後のツアー場所へと向かいます。今度はボートではなく、12人乗りのミニバス。ヨーロッパからの旅行者らしき10名に加えて僕らが乗り込み、片道1時間かけてクアンシー滝へと向かいました。

どうやらみなさん、滝壺で泳ぐ気まんまん。僕らは相変わらずまったりと、滝や川の流れに沿って公園内を歩いて楽しんでいました。いくつかあるスイミング可能の滝壺や池では、ダイブをして大盛り上がりをしているようでした。オーストラリアのノーザンテリトリー(カカドゥやキャサリンあたり)を思い出すような自然の中の風景です。雨季の始まりの季節ということもあり、水量もバッチリ。滝は迫力満点で水しぶきをあげていました。

特に午後は、自分がラオスに居ることを忘れてしまうような観光スポットでしたが、どちらもラオスの自然、緑、空気を存分に楽しむことができる場所でした。1日はこうして郊外に出てみるというのもルアンパバーンの過ごし方として良いのではないでしょうか。

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【95日目】その1 ルアンパバーン朝の風景「托鉢」

托鉢風景

2008/06/17 その1 

いつ終わるのか分からないくらいの僧侶の行列。そして道端でひざまずいてお布施を行う住民と観光客。これが世界遺産の町ルアンパバーンの名物である托鉢風景でした。

朝5時30分には宿を出発して、メインストリートの東、寺院が多く集まるエリアへと向かいました。すでに市場のようなものは開かれていて、僧侶が通る場所には大きな籠を持った人たちがその時を待っています。日本人の団体の方々をはじめ、観光客もその一瞬のために準備をしていました。

そして、オレンジの袈裟を身にまとった僧侶が次々とどこからともなく現れます。そして、彼らの持つ器の中に、次々ともち米や菓子、バナナなど色んな食料品をおさめていきます。その風景は、初めて見る僕らにとっては圧巻です。慣れない観光客の方々はとても忙しそうに次々とお布施していました。

世界遺産に登録されることで観光地化され、そのマナーも問われている現状はあります。でも、やはりここを訪れたからにはこの目でしっかりと見ておきたい光景です。今日は、フラッシュをバシバシ使ったり、僧侶の通行をさえぎったりする人はおらずにスムーズに托鉢が行われていたような気がします。このルアンパバーンの朝の風景は、これからも変わらず続いていって欲しいと願います。

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【95日目】その2 ナイトマーケット

ナイトマーケット

2008/06/17 その2 

ルアンパバーンの名物といえば、朝の托鉢風景はもちろんそうですが、夕方から夜にかけてメインストリートで開かれているナイトマーケットも面白い見所です。

僕らの宿は、まさにこのナイトマーケットがスタートする地点にありますので立地は抜群。夕方以降に気が向いたときにフラッと立ち寄っては、安い布製品などをゆっくりと交渉して購入します。他の国と違って、ラオスのみなさんは強い押し売りも無いですし、交渉する際は椅子が用意されて時間をかけて楽しむこともできます。

同じような製品を売っている店が多いのですが、それぞれハンドメイドなので微妙に違っていて比べるのも楽しい。どの店もついつい長居してしまう魅力があります。ほとんどがハンドメイドなのに、すべて安い!タイでもマーケットの安さを感じましたが、その何倍も安いと思います。出費嫌いの僕ではありましたが、このラオスのマーケットは気に入ったものをポンポン買っているときもあります。

露天でつくってくれるフルーツシェイクや焼き鳥串を片手に持ちながら、所狭しとならぶラオスならではの製品をゆっくり吟味する。そんな夜の過ごし方がルアンパバーンではぴったりだと思います。

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【96日目】その1 ルアンパバーン王宮博物館

王宮

2008/06/18 その1 

数十年前に王制が廃止になるまで使われた王宮が今では博物館として一般に開放されています。中は撮影禁止のため写真はありませんが、予想していた以上に見ごたえが十分でした。

アメリカ・ソ連をはじめ、日本を含むアジア諸国からの贈り物がずらりと並べられている部屋は圧巻。それぞれの国からの贈り物を見比べているだけで興味深く時間が過ぎていきます。奈良県知事からの贈り物もありました。アメリカからの贈り物がちょっと面白かったかな・・・。

入場料30000KIPはこの辺りの博物館や寺院の中ではずば抜けて高いですが、やはりここは見逃せません。火曜日は休みのようなので注意。

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【96日目】その2 安全安心ラオス航空で首都ビエンチャンへ

ラオス航空

2008/06/18 その2 

トップページに「You are safe with us」と書かれているラオス航空のサイト

数年前までは、あの「外務省安全情報」にラオス航空の一部の機体の安全性が指摘されていたほど、なかなか恐ろしいエアラインであります。ガイドブックにさえ、「機体に白い煙(雲?)が・・・」という驚きのコラムがあるほどです。

そんなラオス航空も、ラオスを旅する者にとっては大切な移動手段のひとつです。ルアンパバーンから首都ビエンチャンまではバスもあるようですが、十数時間の悪路をいかねばなりません。空路なら40分ですのであっという間です。そんなわけで、サイトから航空券を購入し、恐るべきラオス航空を利用することにしました。

MA60プロペラ機の機体を見て、後の一部のペイントがはがれており、不安は一層増幅。ちゃんとメンテナンスされているのだろうか・・・。

そんな不安は、機体に乗り込んだときにある程度やわらぎました。中は、とてもトロピカルな雰囲気で明るいブルーに統一されており、キレイに保たれている印象です。シートも替えたばかりでしょうか、中だけ見ると新しい機体と間違ってしまいそうです。

ラオス航空QV102便ビエンチャン行きは、定刻より10分ほど遅れてルアンパバーン空港を出発。40分ほどのフライトにもかかわらず、水とみかんとマフィンが配られました。離陸・着陸時もほとんど揺れませんでしたし、実に快適な40分はあっという間に過ぎ去り、一気に首都ビエンチャンへと到着したのでした。

結局、ラオス航空に関して、何も怖い思いはすることなく、むしろ「結構良いのでは?」と思えたほどです。国内線ですと数十ドルという手軽な料金(今日の路線は70ドル)で利用できますし、時間の無い人や長距離バスやボートが苦手な人は、利用価値があります。

到着したビエンチャンは大雨。雨季がちょうど始まったシーズンですので、やはり・・・という感じです。ルアンパバーンがそんなに天気が悪くなかったのは、運が良かったんでしょうね。これから数日、「ルアンパバーンより都会」だけど、「首都とは到底思えない規模の街」といわれるビエンチャンをゆっくり楽しみたいと思います。

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【宿】ビエンチャン Beau Rivage Mekong

ビエンチャンの宿

ボー・リバージュ・メコン

2005年オープンの新しい中級ホテル。メコン川沿いにあり、メコンビューのスペリオル・ルームは絶景です。広々とした部屋から、雄大なメコン川とその向こう岸に見えるタイをゆっくりと眺めることができます。

部屋は清潔に保たれており、必要なものは全て揃っています。もちろん無線LANもOK。目の前の道が舗装されておらず、雨が降ると少しやっかいですが、そんなことは気にならない程、快適でゆっくり過ごしたいホテルです。

スペリオルダブルルーム 朝食付き 1泊1室US49ドル

2008/06/18-21 合計3泊

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【96日目】その3 メコン再び

メコン

2008/06/18 その3 

ビエンチャンの宿ボー・リバージュ・メコンもなかなかの場所です。部屋からはメコン川と対岸のタイを見渡せますし、メイン通りや中心部から少し離れた落ち着いた場所というのもうれしい点です。

チベット高原から流れ来るメコン川は、さっきまでいたルアンパバーンではラオスの中心を流れていましたが、ビエンチャンで見るメコン川はそれ自体が「国境」です。この後、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと続いていく大河は、ここビエンチャンでもゆっくりゆっくりと流れているようです。

雨季の初期のため、なかなか良い天候に恵まれず、メコン川に沈む真っ赤な夕日を見るのは難しいのかもしれませんが、ホテルや川沿いのレストラン、カフェなどから、メコン川を眺めてのんびりするのが、ビエンチャンの過ごし方のひとつになるでしょう。

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【97日目】ラオスの首都ビエンチャン

ビエンチャン

2008/06/19

ラオスの首都ビエンチャンは、思ったほど小さくもなく、「何も無い」わけではなさそうな場所です。確かに、世界各国の首都と比べると、明らかに「何も無い」に近いかもしれませんし、交通量も少なく、活気は無さそうにみえるかもしれません。しかしここはラオス。ラオス特有のゆっくりとした時間の流れを楽しむにはこの町のサイズは最適ですし、これ以上何も求める必要が無い、急いで近代化なんてしてほしくない、そう勝手に思ってしまいそうなところです。

僕らは古都ルアンパバーンから来たため、ビエンチャンの町としての機能や規模はそれなりにしっかりしていると感じました。でも、もしバンコクから直接来ていたとしたら、やはり「何も無い」ところという第一印象になっていたのでしょうか。人によって捉え方、感じ方が違う、不思議な首都ビエンチャンです。

ビエンチャン

中心を通る大通り(上左)には、フランス凱旋門を元に造られたパトゥーサイ(左)という門が大きくそびえ立っています。町の中心からこのパトゥーサイを抜け、さらに2キロほど歩いたところには最大の見所である寺院タート・ルアン(右)も見所です。行きはすべて徒歩でまわりましたが、さすがに宿からは4-5キロほど歩いたでしょうか。帰りはトゥクトゥクのお世話になることになりました。

安宿・ゲストハウスも多い、町の中心部にあるナンプー広場にある噴水(上右)。いつも水は出ていません・・・。

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【98日目】恐怖のブッダパーク

ブッダパーク

2008/06/20

ビエンチャン周辺にある見所の中で最大級のものといえば、このブッダパークということになるでしょう。

タラートサオ・バスターミナルから超ボロボロのローカルバス「14」に乗り込み、これまた超ガタガタの悪路を含む約45分のバス移動を経てたどり着いたところは、想像以上の驚きが待っていました。

不思議な仏像が多数ある公園・・・。ガイドブックにはそう書かれているのですが、こんな簡単に述べることは難しすぎます。とにかく、「奇妙」「恐怖」「ありえへん」など、単に不思議・・・という枠を超えたような、驚きの仏像がたくさんありました。

ブッダパーク

そんなに広くも無い敷地内に、無数に立っている仏像たち。一度、ご自身の目でその光景をご覧になられることをオススメします・・・。往復のローカルバスは悪路の揺れはひどいですが、ローカルなラオスの風景や人々の様子を垣間見れますのでこちらもおすすめ。ブッダパークはビエンチャン滞在中には経験しないわけにはいきませんね。

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【99日目】その1 ラオスからタイへの陸路国境越え

2008/06/21 その1

約1週間しかラオスにはいませんでしたが、もっとゆっくりしていたような気持ちになります。「何かをしなければ」「あそこに行かなければ」というのがほとんど無いラオス。フルーツジュースやラオスビールを飲みながら、メコン川の流れのようにゆるやかに過ごすのがラオス旅行の楽しみ方ではないでしょうか。

そんなラオスも今日、出国してタイに戻ります。来るときは飛行機でルアンパバーンに入りましたが、今日は首都ビエンチャンから「友好橋」というメコン川にかかる橋を通ってタイ北東部の町ノーンカーイへと移動します。

一番簡単な移動方法は、ビエンチャンのタラートサオバスターミナルから出ている国際バスの利用です。片道60バーツでビエンチャンからノーンカーイまでを1~1.5時間で結んでいます。

予約不可の定員制バスですので、乗りたいバスの出発1時間前にチケットを購入し、昼の12時40分定刻どおりにビエンチャンを出発。いよいよラオスに別れです。30分ほどで友好橋に到着し、ぞろぞろバスから降りてまずはラオスの出国手続き。時間がかかることは無く、さくさくと進んでいきます。どうやらほとんどの乗客はやはりラオス人・タイ人で、その他の外国人は今日のこのバスにはほとんど乗っていない様子です。

ラオス出国手続き後、いよいよバスは友好橋を渡ります。橋を渡っての国境越えというと、この前ハンガリー・スロバキア間を徒歩で渡ったのを真っ先に思い出しますし、昔7年前にマレーシア・シンガポール間の橋を鉄道とバスで渡ったこともありました。

メコン川にかかる友好橋はあっという間に通過。タイの国旗が大きく掲げられたタイ側の入国チェックポイントへと入りました。ここでも僕ら日本人はほとんどスルー。入国審査もあっという間に終わります。もちろん、バスの乗客全員が揃うまで出発はしないので、バスの中で待つことになります。それが長い!結局、全員が揃うまで30分以上もかかっていました。どこの国の方が時間かかっていたんでしょうか・・・。

バスはノーンカーイのバスターミナルに到着。僕らは今晩のバンコク行き夜行列車のチケットを持っています。出発は18:20ですので、まだまだ数時間ありました。一度荷物を置いてしまおうということで、トゥクトゥクを拾ってノーンカーイ駅に行き、荷物預け所にキャリーバッグ2つを預けて、再び同じトゥクトゥクで市内へ逆戻り。

昨日とは逆の、タイ側から見るメコン川のゆるやかな流れをのんびり楽しんだり、ローカルな雰囲気が漂うノーンカーイの町やマーケットを歩いたり。かなり蒸し暑くてすぐにバテてしまいそうな環境でしたが、わずか数時間しかないノーンカーイでの時間を楽しみました。

当エントリの個別URL:【99日目】その1 ラオスからタイへの陸路国境越え

 

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