【54日目】その1 23:35発⇒02:35着 そして・・・

マレブハンガリー航空機

2008/05/07 その1

マレヴハンガリー航空MA230便アテネ行きは、23:35にブダペストを発ち、時差1時間を加算して2時間後の午前02:35にアテネの空港に到着しました。12席あるビジネスクラス座席は僕らふたりだけで、二人だけのためにテーブルクロスが用意され、ちょっとした軽食も振舞われました。こんな時間だったので2時間フルに睡眠を・・・とも思っていたのですが、やはりせっかくのビジネスクラスですので楽しめるものは楽しんでしまおうということで、ちゃんと完食したのでした。

到着したアテネ空港は、午前3時前ですので予想通り閑散としています。バゲージクレームのエリアも、僕らのマレヴ便以外の乗客はいないようですし、到着ロビーに出ても、人の姿はチラホラ。早朝便のために空港のソファやベンチで熟睡している人が割といたのには驚きました。

さて、これからどうするか?夜中のアテネに繰り出すか、ここで夜が明けるまで時間をつぶすか・・・。

その答えは決まっていました。僕が一人旅をしていた8年前にアテネ空港でとったルートとほぼ同じ方法です。

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【54日目】その2 アテネ空港スルーはこれで2度目

オリンピック航空機

2008/05/07 その2

8年前の夏に、スイスのチューリヒ空港からアテネ空港に到着しました。そのときは全く予定を決めずにアテネに降り立ち、「アテネ市内にはどうせまた戻ってくるのだから、このまま飛行機でどこか島へ飛んでしまえ!」と気軽に、空港のカウンターで一番すぐ出発する便の航空券を購入し、オリンピック航空機でクレタ島のイラクレオンへと飛びました。

今回の世界一周旅行で同じような旅程をとることになるとは!午前3時前に到着した僕らは、その日の一番早い便、午前5時30分出発のオリンピック航空便サントリーニ島行きのチケットを手配したのでした。空港で朝まで過ごしても疲れますし、どうせ今アテネに行ってもチェックインできる時間ではないのですから、それならどこか島に飛んでしまえ~ってことで目的地のひとつであるサントリーニ行きが決定したわけです。

8年前、まだギリシャの通貨が「ドラクマ」だったころは、オリンピック航空のチケットなんて7千円くらいで格安だったのに、通貨がユーロにかわって、やはり数倍の物価になっています・・・。

そんなわけで、空港で2時間ほど過ごしたのちに、オリンピック航空OA550便で僕らはアテネ空港からサントリーニ・ティラ空港まで一気に移動したのでした。到着したころには、ようやく空が明るくなってきました。

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【54日目】その3 サントリーニが曇るなんて!

イアの街と猫

2008/05/07 その3

ギリシャのエーゲ海のイメージというと・・・。雲ひとつない青空に、真っ白な家が太陽の光をいっぱいに浴びながら美しく輝く姿がイメージできると思います。そのイメージをそのまま実現している島こそ、今降り立ったサントリーニ島です。それは8年前に来た時に実証済み。今回も、この青と白の光景を見たくてここにやってきました。

しかし、サントリーニ島の空港に降り立った瞬間からちょっと様子が違います。「ん、ちょっと曇っている?それに、肌寒い??」

前回来たのは9月、夏のバカンスシーズン真っ只中です。今回は、夏が今から始まろうとしている5月。季節はちょっと違いますが、それでも青い空と暑い太陽を期待していました。しかし、今日のサントリーニの天候は若干曇り、気温もそんなに高くないようです。サントリーニで曇りなんて体験したことが無かったために、そんなはずは無い!と思いながらも、今日の現実はイメージどおりではありませんでした。

宿に荷物を置いて、さっそくフィラの街を散策し、夕日が美しいイアの街へバスで移動です。「世界一夕日がきれいな場所」とも言われるイアは、エーゲ海の水平線にまんまるで大きな太陽がゆっくり沈む姿を見るために、毎日多くの観光客が訪れます。今日も、僕らだけでなくたくさんの人が夕日を期待しているようです。

しかし、今日はアウトでした。時折、日差しが差し込んでイアの白い街並みを美しく照らすことはありましたが、水平線に分厚くかかった雲が晴れることなく、太陽はだいぶ上の位置で雲に飲み込まれてしまいました。明日は晴れるのか?そしてサントリーニの夕日を見ることができるのか?もちろん、明日のこの時間も、この場所でチャレンジです。

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【宿】サントリーニ(フィラ) San Giorgio Villa

San Giorgio Villa

San Giorgio Villa

ホステル予約サイトで非常に評価が高かったため、今回のサントリーニ滞在は中心地フィラのこのペンションを選びました。フィラのメインストリートにほぼ面しており、アクセスはバツグンで、部屋の目の前にはプールがあり、屋上にある眺めの良いテラスもゆっくりできます。

何よりオーナーのジョージ氏が、いつも旅行者のことを気にかけ、できる限りの情報を伝えてくれるのが心強いです。この人の人柄と優しさが、このペンションの高評価につながっていることが分かります。インターネット・無線LANなどの設備はありません。

事前にメールしておくと、空港や港への送迎は無料です。朝6時半の到着でしたが、ジョージ氏が笑顔で迎えにきてくれました。

バス・トイレ付きダブルルーム 1泊34ユーロ

2008/05/07-09 合計2泊

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【55日目】その1 エーゲ海の青い空

イア

2008/05/08 その1

僕らが泊まっている部屋の窓からは、宿のプールが丸見えなのですが、朝起きてカーテンを開けてみるとプールに雨がぽつぽつ・・・。これは今日も同じように曇と雨が続いてしまうのか、朝からとても不安でした。雲ひとつ無い青空はいつ拝むことができるのか、午後には一気に晴れてくれることを願って、フィラの街を散策していました。もし、曇・雨が続くと今日もイアの夕日を諦めざるを得ません。夕日を見るまでは、島を出ることはできません!

昼ごろに一旦部屋に戻り、午後の予定を立てていました。雨が止まないと、どうしても行動範囲が狭まってしまいます。そんなときで、ふと窓の外から空を眺めてみると・・・。

さっきまで厚い雲がかかっていた空が、いつのまにか一面の青空。雲一つ無い、まさにエーゲ海・サントリーニ島の青空が姿を現していたのです。思いは通じたのでしょうか、さっそく準備を整えて、昨日のリベンジとばかりにイア行きのバスへ乗り込みました。

やはり、太陽を浴びているイアの街並みは絵になります。暖かい日差しを浴びている僕らも元気になります。昨日は暗かった街も元気を取り戻した様子。昨日より一段と多い観光客が世界一の夕日を見るために続々とイアに集まってきていました。

サントリーニの夕日との8年ぶりの再会はもうすぐです。

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【55日目】その2 世界一のサンセット

サントリーニ島の夕日

2008/05/08 その2

夕方7時ごろには、夕日が見えるエリアは人でいっぱいになりました。僕らも、小さな教会の向こうに夕日が見えるだろう場所を確保し、その時間を今か今かと待ち続けていました。

そして、7時半から8時にかけてのサンセットタイムが始まりました。大きな太陽は、ゆっくりゆっくりと、水面へと近づいていきます。その様子を皆が息をひそめて見守ります。そのあたりは一時的な静寂が続きました。

太陽が水平線についてからは、そこからは一瞬の出来事です。あっというまに赤い太陽が海に飲み込まれていきます。そして最後のかけらが消えた瞬間、イアの街から大歓声と拍手が湧き上がりました。サントリーニの世界一の夕日はこれで完結。僕らもその瞬間に立ち会え、大満足でイアの街を後にするのでした。

フィラに戻ってすぐに、旅行代理店で明日のフェリーのチケットを購入。イアの夕日を堪能できたということで、この島の目的を達成。明日15時30分のフェリーで、次の目的地へと移動することにしました。ギリシャにいる間はこのように、その時々の判断で柔軟に移動していく予定です。

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【56日目】サントリーニ島からフェリーで移動

サントリーニ港

2008/05/09

昨日のイアの夕日を大満喫した僕らは、サントリーニ島から次の目的地へと移動します。といっても、他の島へ転々とするわけではありません。フェリーでアテネのピレウス港へと向かいます。色々とルートを検討したのですが、次はアテネの街や歴史地区を堪能し、その後にまた船で移動をしようということになりました。

今日のサントリーニも快晴。きっと夕方にはすばらしい夕日がまた見られるんだと思います。フィラの街を最後に散策し、お気に入りのギリシャ料理でたっぷりランチを取り、フェリー内での食料をスーパーで調達し、サントリーニの港へと向かいました。これから約8時間の船旅を経てアテネに向かいます。

以前ここを訪れたときも、サントリーニからアテネまでフェリーで帰りましたので、まったく同じルートをたどることになります。しかし、前回は夜行便で、今日は昼便。本当は今日も夜行便があればよかったのですが、まだ真夏ではなく船の便数も多くないため、昼の15時半にサントリーニを出発して今日の夜遅くにアテネのピレウス港に到着することになりました。

ナクソス港

途中、ナクソス島やパロス島など、エーゲ海の島々にいくつか立ち寄りながらゆっくりと8時間かけてアテネへと向かいます。デッキから見ていると、どの島も小さくてコンパクトですが観光客の乗り降りも多く、たくさんの人が島を周遊しながらエーゲ海を楽しんでいるのが分かります。サントリーニ島などの観光地として名高い島ではなく、ちょっとマイナーな島を訪問してゆっくり時間を楽しむというのも選択肢のひとつにいいのかもしれません。ちょっと予定を検討中です・・・。

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【宿】アテネ PLATON HOTEL プラトンホテル

プラトンホテル

プラトンホテル

アテネの港町ピレウスから地下鉄で一駅目のfaliro駅が最寄。サントリーニからのフェリーがピレウスに夜遅くつきますし、次の目的地もピレウスからフェリーで出かけますので、割と近めの宿を選びました。

アテネ中心部からやや離れているために宿泊代金は安いのですが、部屋は清潔でベッドも寝心地が最高。部屋に無線LANも飛んでいますのでパソコンも自由に使えます。期待以上の満足が得られたホテルでした。

ダブルルーム 1泊1室38ユーロ

2008/05/09-11合計2泊

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【57日目】その1 懐かしのアテネを歩く

2008/05/10 その1

「あのATMでお金をおろしてこの旅行代理店で日本帰国のチケットを購入した!」
「このマクドで出発まで時間を潰していた!」
「あの2階のインターネットカフェに何度も通った!」
「ここの宿のドミトリー部屋に泊まった!」

学生のときに訪れたアテネの街にある記憶は、そのころと変わらず一瞬ですべてを思い出せるものでした。それくらいにコンパクトで歩きやすいのがアテネの中心部(シンタグマからプラカ地区)の特徴です。

しかし、大きく変わったことがあります。アテネの街が、整備が進んで非常にキレイになっているではありませんか・・・。もっとゴチャついていてウルサイ、というのが僕の中のアテネイメージだったのですが、やはり2004年のアテネオリンピックを境にして、この街も随所に近代化が見られました。地下鉄の駅も券売機や自動改札、エスカレーターも充実していました(写真左)。※かつてのアテネの詳細の記憶が定かではないので、当時からすべて整ってキレイだったのかもしれません。クレタ島の記憶とゴチャ混ぜになっているかも・・・。

また、僕にとって昔と違うことと言えば・・・。今回の旅ではレストランにも気軽に入ることができるということです。一人旅のときは、お金も無いですし、ひとりで入るのも変ですので、なかなかギリシャ料理のレストランというわけにはいかず、ギロピタなどの軽食で済ますことが多かったと記憶しているのですが、今なら堂々と二人でレストランで好きに食べられます。プラカ地区(写真右)にはギリシャ料理のレストランが無数にあります。アテネの暖かい日差しをいっぱいに浴びながら、ビールとグリークサラダで一休みする午後なんて最高です。

2回目ともなるとそんなに期待はしていなかったのですが、思った以上に明るく、キレイで歩きやすいアテネの街でした。

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【57日目】その2 アテネ・パルテノン神殿再び

2008/05/10 その2

「1度見ているから、2回目はそんなに感動もないだろうな・・・」
アテネの最大の見所であるアクロポリスに行く前はこんな風に思っていました。

しかし、やはりパルテノン神殿は偉大だった!訪れてみると、直前までの気持ちなんてどこかに吹っ飛び、初めて見たときと同じくらいの大きな感動がありました。この絶対的な迫力は、ほかのどんな遺跡にも負けません。アクロポリス遺跡自体はそんなに広くはないエリアなのですが、このパルテノン神殿のまわりをゆっくりと歩いて回っていると、とてつもなく大きな場所に迷い込んでしまったかのように、長い時間を過ごしてしまいます。

また、何よりうれしかったのが、昨日からあさってまでの3日間、何かの記念日のためアクロポリス遺跡の入場料が何とフリー♪二人で24ユーロほどの出費を覚悟していた僕らにとっては、まさにアテネ様の恵みです。これで美味しいグリークサラダとムサカが食べられます。

ゼウス神殿

こちらはアクロポリス遺跡から徒歩10分くらいのところにあるゼウス神殿です。神殿自体はほとんど倒壊してあと数本の柱が残っているだけなのですが、その残り少ない柱と、倒れて粉々になった柱がわずかに残っている姿が、逆に歴史を感じさせます。こんなに近いのに、8年前にはゼウス神殿の敷地内にまで入った覚えがありませんが、今日はこちらも入場フリーなので存分に楽しむことができました。

はっきり言って、古代都市アテネと言っても、歴史地区を観光するのはこれくらいしかありません。半日あれば、かなりゆっくり見てまわることができるのがアテネです。アクロポリスさえしっかり楽しめば、あとはエーゲ海に繰り出したり、バスで半島や北のメテオラに向かうなど、周遊型の旅行がギリシャはぴったりのような気がします。

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【58日目】アテネから長時間フェリーで移動

ブルースターフェリー

2008/05/11

アテネには2泊しましたが、到着が2日前の深夜だったので、アテネ市内をじっくり見てまわれたのは実質昨日1日だけでした。でもコンパクトな歴史都市アテネを巡るには十分な時間でした。そんなわけで、今日は早くも次の場所へと向かいます。

アテネの港ピレウスを15時に出発する大型フェリーの行き先は、エーゲ海南東部に浮かぶロドス島。ロドス騎士団、ヨハネ騎士団などの名前で知られる、トルコ国境に近い大き目の島です。歴史とリゾートとが両方楽しめると聞いています。僕が昔にギリシャに来た時は、いろんな事情でロドス島までたどり着くことができなかったため、ここからは僕も初めて経験するエリアになるのでワクワクします。

この大型フェリー「ディアゴロス号」は、15時にピレウスを出航後、5つほど小さな島に立ち寄って最後にロドス島に翌日午前9時に到着します。その行程なんと18時間。僕のこれまでの長距離移動船舶部門で2位となる長時間移動です。ちなみに1位は富山⇒ウラジオストク便「ルース号」で65時間ほど、3位はタスマニア⇒メルボルン「スピリットオブタスマニア号」で12時間ほどだったでしょうか(両方とも若干ズレあるかも)。

僕らのチケットは「デッキ」クラス、飛行機でいうエコノミークラスでしょうか。基本は、部屋(キャビン)も座席も与えられず外で過ごさなければいけないデッキ組です。でも、座席に空席があれば、適当に陣取って寝床を確保します。そうでないと、いくらエーゲ海といえども夜中の航海はあまりにも寒いのです。

幸いこの時期は、まだまだ観光客が少ないですので、このディアゴロス号も驚くほどの乗客の少なさ。指定席の座席はほぼゼロの乗客です。ですので、僕らデッキクラスの乗客が、適当に一人3シートくらい占領して夜は眠ることができるようになりました。

このフェリーには豪華なレストランやバーから、エコノミーなセルフサービスレストランまで、設備がかなり充実しています。もちろん僕らは後者を何度か利用して、おいしく安いギリシャ料理を船内で楽しむことができました。

フェリーから見た朝の風景

本を読んだり、パソコンで仕事やブログをしたり、トランプしたり、船内探検をしているうちに、時間は思ったより早く経っていくようです。シートでしっかり睡眠をとっていると、いつのまにか日付が変わり、夜が明ける時間になっていたのでした。

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【59日目】その1 ロドスの気候と街並みは最高♪

ロドス新市街

2008/05/12 その1

フェリー「ディアゴロス号」は、コス島などエーゲ海の島々をいくつか転々とした後、定刻どおり朝9時過ぎに無事ロドス島の港へと到着しました。島に降り立って最初の感想は、「暑い!空が青い!」ということ。サントリーニ島に着いたときは曇り空でしたし、アテネを発つ日も雲が空を覆っていましたので、ロドスの雲一つないまさに「ギリシャらしい」青空に出迎えられるだけで、うれしい気持ちになります。

タクシーで宿まで移動し、荷物を置いて早速行動開始です。事前の予想では、フェリーでそんなに眠れずに宿で昼寝をしてからの行動かな・・・と思っていたのですが、空いていたフェリーのおかげで到着時点でも元気はじゅうぶんでした。

ロドス旧市街の城壁

ロドス島のロドスシティには、旧市街と新市街があります。旧市街は、世界遺産にも登録されている地域で、かつての騎士団がいたころの街並みがそのまま残されていて、すべてが城壁で今もなお囲まれているというのが印象的です。港から宿へ向かうタクシーの中でも、その城壁に沿った道を通っていました(写真)。

一方、新市街はホテルやレストランが立ち並ぶ近代的なエリアです。僕らの宿泊するホテルも新市街のビーチに面しています。サントリーニ島の中心地とはケタが違うくらい発展したエリアなのには驚きました。おしゃれなショップ、高級ブランドのショップが立ち並び、まさにリゾート都市という印象です。ハワイほどではないにせよ、同じような雰囲気を感じるエリアが数多くあります。

もっとゴチャついていて、アジアの雰囲気が漂っているのかなと勝手にイメージしていましたが、新市街に関してはいい意味で予想を裏切られました。シーズン(夏)前ということもあり、観光客がそれほど多くなくて歩きやすいというのも良いのかもしれません。

このあまりにも気持ちいい気候も手伝ってか、到着して2時間で僕ら二人とも、ロドス島が大のお気に入りになっていました。

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【59日目】その2 世界遺産・ロドス島の旧市街

ロドス新市街

2008/05/12 その2

ロドス旧市街は、騎士団が拠点としていた当時のまま、全体が城壁に囲まれているエリアです。数箇所にある門を通って、新市街とは出入りができます。

門をくぐった瞬間、まさに時代が変わった印象を受けます。石畳の通りに、昔の建物をそのまま使用した住居やレストラン、商店。新しく作られた新市街の街並みとはあまりにも違っていて、そのギャップが興味深く思えます。エーゲ海の島のひとつの街の中に、旧市街と新市街があり、ここまで明確に区別されているのが面白いですね。

ロドス新市街

新市街ではレストランやホテルの数の割に観光客をそれほど見かけませんでしたが、こちら旧市街はさすが世界遺産です。この城壁の中は、想像以上の観光客で盛り上がっていました。レストランやカフェ、土産物屋も旧市街の中の方が格段に活気があります。

もうこれまで遺跡や古代都市はいろんなところで見てきたからもういいや・・・という気持ちになっていたとしても、ここロドスの旧市街は、また違った新しさを感じられる場所でした。

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【宿】ロドス島 EUROPA HOTEL ヨーロッパホテル

ヨーロッパホテル・ロドス島

ヨーロッパホテル

ロドス島の新市街にある格安ホテル。フェリーが到着する港からはタクシーで約5分(5ユーロ)でした。ロドス旧市街へも徒歩15分でいけるという好立地です。なんと、6階の部屋からは海・ビーチが見える絶好の眺め。

部屋も広くて清潔にされています。また、ビュッフェ形式の朝食は朝からお腹がパンパンになってしまうくらい豊富に充実しています。ここまでの旅で一番の朝食と言えるでしょう。この価格でこの快適さ、予定を延長して滞在することになりそうです。

ツインルーム 朝食付き 1泊1室30ユーロ

2008/05/12-15合計3泊

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【60日目】ロドス島リンドス

リンドス

2008/05/13 

ロドス島は、この前に訪れたサントリーニ島とは比べ物にならないくらい大きな島です。エーゲ海最大のクレタ島には叶いませんが、それに次ぐ大きさですので、見どころは昨日散策したロドス新市街・旧市街だけではありません。特に、古代遺跡は代表的なものが3箇所にあり、また、ロドスシティ以上の澄んだ海・ビーチは島内随所にあるとのことです。その中でも、古代遺跡もビーチも両方楽しめるというリンドスへと出かけてみることにしました。

ロドスシティの小さなバスターミナルから、30分~1時間ごとにリンドス行きのバスは運行されていました。乗客は少ないのかなと思いきや、どこからともなく観光客が現れていつのまにやら満席に近くなっていました。やはりロドスシティ以外の郊外に出かけるとしたら、まずこのリンドスを押さえておくという人が多いのでしょう。

左に真っ青な海、右にはロドスの田園風景を臨みながらバスは1時間でリンドスのバスターミナルに到着します。途中、左側の高い位置にアクロポリス遺跡、そして白い壁の街並み、さらに真っ青なビーチが見えたときは、アテネやサントリーニに良いところを凝縮した風景に思えてただただ感激でした。

リンドス

ビーチに下りてみると、日光浴している人でいっぱい。こんなにリンドスまで来る人がいるのかと驚いたほど、ビーチには人がたくさんいます。でもまだちょっとシーズン前で海は冷たいのか、実際に全身を浸けて泳いでいる人はほとんどいません。僕らも遠浅の透き通ったビーチを膝まで海に浸けて歩きましたが、やはり冷たい。でもこの強い日差しの下では最高の気持ちよさです。

今回の世界一周旅行では、ビーチや海に触れる機会というのはそれほど多くなさそうです。ですので、こうしてエーゲ海の海辺でのんびり日光浴をするという時間がとても貴重で、贅沢に感じられた1日でした。

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【61日目】休息日+出国チケット入手

港

2008/05/14 

ロドス島の宿は最初は2泊しか予約を取っていなかったので、本当なら今日にでも次の地へ向かう予定でした。しかし、ロドス島に到着した瞬間に僕らふたりとも、非常に気に入ってしまいましたので、今日は1日延泊して、出発は明日にすることにしました。

ロドスシティ、そして郊外の散策もある程度終わったので、今日は旅の途中のオフです。パソコンですべきことを進めたり、写真等のバックアップCDを日本へ送ったり、一気に洗濯を片付けたりと、意外とやることはたくさんあります。旅の途中にこういう日をつくるのはとても大切なのです。

また、市内の旅行代理店に行って、次の地へと渡るためのフェリーのチケットを購入しました。アテネからロドス島に来て、さらにロドス島からフェリーで進んでいく場所は、あちらの方面しかありません。念願のエーゲ海航海での国境越えは明日の朝です。いよいよ10カ国目、トルコが近づいてきました。

当エントリの個別URL:【61日目】休息日+出国チケット入手

 

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