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【13日目】その2 空中都市マチュピチュ

マチュピチュ

宿泊ホステルに荷物を置いた僕らは、いよいよ念願のマチュピチュに向かいます。

マチュピチュへの行き方ですが、まずはマチュピチュ村の文化センターにてマチュピチュの入場チケットを購入します。チケットが一人122ソル(約4500円)と、ペルーの物価からするとあまりにも高すぎます。さらに、マチュピチュ村から実際にマチュピチュのある場所までは30分ほどバスに乗るのですが、往復でUS12ドルかかります。マチュピチュ観光には1日1人7000円ほど、そして2日券などは無いので、観光した日数分コストがかかってしまいます。恐るべし世界遺産。

2名分のチケットを購入し、さっそくマチュピチュに向かおうとしたころから、ポツポツと雨が・・・。雨季はそろそろ終わってこれからはいい季節だと聞いていましたが、やはりまだ不安定なのでしょうか。出来れば、快晴の中でのマチュピチュ訪問が良かったのですが、まず今日はどんな天候であれ、早く行ってみたいという気持ちが強くありました。

くねくねしたガタガタ道をゆっくり登っていくこと30分。バスはマチュピチュの入り口へと到着します。午後1時、すでに朝から観光を終えて村に戻る人でバス停はごった返していましたが、本日到着組はこれから観光開始です。チケットを提示して、ついにマチュピチュに踏み入れました。

依然、弱い雨は止みませんが、入り口から順路に従って左上の階段を上っていきます。10分くらい登ったころでしょうか。そこには、あの、ガイドブックや世界遺産に関する書籍などで紹介されている、「これぞマチュピチュ☆」の光景が広がっていました。この一瞬を感じるために、遥々ペルーまでやってきたと言っても過言ではないでしょうか。それくらいのスケールが目の前に広がっているのです。しばらく呆然と立ち尽くし、写真をいっぱい撮り、その場から動こうとはしませんでした。

この時間くらいから、徐々に雨は止みつつあり、空の奥のほうからは青空が顔を出しつつあります。このまま快晴に向かってほしいと願いながら、マチュピチュの内部へと潜入します。昨日見たクスコ近郊の遺跡とは、その迫力やスケールは全く違います。インカ時代の古代都市にそのまま迷い込んだかのような感覚を覚え、いくら歩いても回りきれない規模に驚いていました。

2時間ほどマチュピチュ内を散策していたでしょうか。すると、ようやく青い空と暖かな太陽の日差しが差し込んできました。日が照っていると、やはり写真も映えてきます(写真右)。見所をずっとまわって2時間半が経過したころに、気付いたら一周まわって出口付近まで近づいていました。

「今日のマチュピチュ観光はこれくらいで切り上げるかな」
そう思って出口まで進んだのですが、時間はまだ3時半。村に帰る最終バスは5時半とのことですのでまだ時間はありました。また、最初にマチュピチュ全体を一望して感動したあの場所から、「日が差し込んでいるマチュピチュ」を見てから帰りたいという気持ちが強くなりました。そこでエミを説得して、出口ギリギリあと5歩というところから引き返し、階段をまたまた登ってルックアウトへとやってきました。

もう1回来てよかった!そう思えるマチュピチュがそこにはありました(写真左)。夕方近くなると、観光客もほとんど村に帰ってしまうので、この光景を僕らだけで独占。またまたしばらくこの場所から動けない時間が続きました。

この時点でマチュピチュは自分達なりには大満喫。村で1泊以上する人は、翌朝に写真左の奥にそびえ立つ「ワイナピチュ」に登るのがモデルコースなのですが、そこまでするかどうか、この時点ではまだ未定でした。

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