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【69日目】死海 Dead Sea

死海

2008/05/22

ヨルダン観光の目玉はいくつかありますが、見逃せないのはやはり「死海」です。教科書でいつか見た、あのプカプカ海に浮きながら新聞を読む姿、これを実現せずには帰れません。

ヨルダン西部、イスラエル国境線にある死海へのアクセスは、一般バスを乗り継いでいくか、タクシーをチャーターするか。僕らは快適さとスピードを重視し、宿に運転手を手配してもらいました。1時間かけて死海に行き、そこで3時間自由時間があって、その後1時間かけて帰ってくるという行程です。

死海

朝10時に宿を出発し、死海へ向かいます。途中からは荒涼とした砂漠の中をどんどん下向きに下っていきます。死海は海抜マイナス400m弱の場所にあるから、あれだけ塩分が濃く、身体が浮いてしまうわけです。

途中、イスラエルとの国境近くを通る際に、2度のパスポートチェックがあります。僕らが行く死海のビーチ自体はヨルダン側なのですが、すぐ対岸がイスラエルという緊張したエリアだけに、警備もかなり厳重な様子が伺えます。日本のパスポートを出すと、ほぼノーチェックでスルーでしたけど。

到着したアンマンビーチは、政府公認の唯一のパブリックビーチ。ホテルが所有するプライベートビーチを除いては、ここしか死海に入れる場所はありません。それくらい、国境近辺は厳しく管理されているようです。

死海

入場料を払って中に入るとそこは一気にオアシス・リゾートという雰囲気。大きなスイミングプールやレストランがあり、そこから階段で降りていったところに、死海のビーチがあります。僕らも着替えてさっそく死海へと足を踏み入れることにしました。

イメージでは、塩の結晶がビーチに固まって、水もドロドロしていて・・・。でも実際に来てみると全然違いました。真っ青な海が一面に広がっていて、普通のきれいな海という感じ。ここが死海だと言われなければ、まったく分からないくらいです。しかしやはりここは死海です。水面にプカプカ人が浮きながら遊んでいるのが見えます。「よし、浮きに行くぞ!」と僕らも足を踏み入れました。水温は割と高く、ぬるま湯のようです。

身体の力をフワっと抜いて委ねてみると・・・、オォ簡単に浮く!

死海

50センチほどの浅瀬でも、力を抜いて横たわれば、水面にふわふわと浮くことができます。もちろん、新聞や本を読むポーズだって簡単。僕も、「地球の歩き方」を読んでいる様子を記念撮影。あまりにも簡単に浮けることが面白く、自由に泳ぎまわって遊んでいました。

塩分濃度がかなり高いため、長時間泳いでいることは良くないようですが、何度もシャワーを浴びては、また浮きにいく。その繰り返しだけで死海を大満喫できます。死海に入ったり、上のプールで泳いだりしていると、あっという間に3時間は経過し、アンマンに戻る時間になりました。普段しないことをしたので、体はとても疲れているようです。3時間くらいでちょうど良かったのかもしれません。

死海はかなりオススメです。なかなか遠くて日本から来るのは大変な場所ですが、その価値はじゅうぶんに感じました。期待以上の面白さだった死海を後にして、まだ日差しが強い3時半にはアンマンに戻ってきたのでした。

当エントリの個別URL:【69日目】死海 Dead Sea

 

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