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【63日目】その1 世界遺産パムッカレ・ヒエラポリス遺跡

パムッカレ

2008/05/16 その1

昨日のような空一面を覆い隠した雲の存在は今日は朝からまったくありません。世界遺産パムッカレを訪問する絶好の天候となりました。

1泊だけの宿泊だったホテルをチェックアウトし、近くのバス会社の出張所で今晩のイスタンブール行きの夜行バスチケットを購入。これで次の目的地までの足も確保できました。そしていよいよ一面の銀世界へと出かけました。

やはり太陽の強い光を浴びたパムッカレ石灰棚の輝きは昨日のものとは一味違います。太陽もまぶしければ、地面もまぶしい。サングラス無しではとても歩いていくことはできません。石灰棚部分では例のごとく靴を脱いで裸足で清流の中を20分ほどゆっくりあがっていきます。最上部に到着した向こう側には、さらに遠くまで広がるきれいな石灰棚が広がっていました。

確かに昔のガイドブックにあるような、並々と水が流れる温泉地域というには程遠く、多くの石灰棚は水が枯れていますが、それでも初めてここにきた僕らにとっては何も不満を感じることなく、むしろこの白く続く石灰石とその向こう側の広々とした景色を存分に楽しんでいました。

ヒエラポリス遺跡

また、石灰棚の区域とは比べ物にならない広さを誇るヒエラポリス遺跡も大きな見どころです。すでに様々な遺跡を見てきた僕らにとっては、こちらはあまり期待をしていなかったのが正直なところなのですが、実際のところ、このヒエラポリスは歩けば歩くほど興味深い遺跡が当時のまま残されていることが多く、期待以上に満喫できるエリアでした。

観光客のほとんどはパムッカレ石灰棚や遺跡内にあるプールに集中しているようで、広い遺跡の端々まで歩き回っている人はそれほど多くありませんでした。そのため、マチュピチュやポンペイ、アテネのアクロポリスなどと違い、僕らだけで占領できることが多く、これまでで一番のんびりゆったりと観光できた遺跡でした。

パムッカレの入口から石灰棚を登り、ヒエラポリス遺跡を一周ゆっくりまわり、また入口まで戻るのに約3時間。パムッカレ村にいた日本語堪能のトルコ人が言っていました。「最近は、多くのツアー会社はパムッカレに泊まらずに3時間だけ観光してすぐに次にいってしまうので悲しい・・・」と。なるほど、この世界遺産地域だけを観光するのなら、それだけでじゅうぶんかもしれません。でも僕らの場合は、ゆったりゆとりを持っての移動でしたので、1泊しての観光は良かったかなと思います。

当エントリの個別URL:【63日目】その1 世界遺産パムッカレ・ヒエラポリス遺跡

 

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