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【1日目】その3 ちゃんと見ろ、ビジネスじゃ!

ラン航空ビジネスクラス

2008/03/16 その3

ロサンゼルス国際空港のワンワールドラウンジでゆったりとした時間を楽しみ、いよいよ搭乗時間が近づいてきました。LAN航空603便サンチアゴ経由ブエノスアイレス行きの搭乗開始アナウンスがラウンジにも流れたので、荷物をまとめてゲートへ向かいました。

ゲートに行くと、搭乗を待つ人でごった返し。日本の空港の風景と同じように、長蛇の列が待ち構えていました。でも僕たちはビジネスクラス。人ごみをかきわけて横にある優先搭乗カウンターに向かいました。エコノミークラスの搭乗ゲートが開く前に、次々とビジネスクラスの乗客が乗り込んでいきます。

そして、僕らの順番が来たとき・・・

「ん?お前らはあの列の後ろに回れ!」

な、なんと・・・。僕らのチケットを見る前に、エコノミークラスのほうを指差して何か言っています。「は?ふざけるな!ちゃんとチケットみろや」と言いたかったですが、ビジネスの乗客らしくやさしくチケットを係員の目の前に差し出しました。

すると、態度は一気に急変。
「アイム、ソー、ソーリー。ソーリー。エンジョイユアフライト!」とやけに恐縮されてしまいました。先ほどのビジネスラウンジに続いて2度連続で見た目でビジネス客ではないと判断されてしまった出来事でした。それにしてもチケットを確認せずに決め付けたのは失礼極まりない☆

LANのビジネスシートは、JALのそれとは見た目は全然違って、ただ単に座席が大きく広くなっただけの印象でした。とはいえ、足はまっすぐ伸ばしても前の席に全然届かないですし、ほぼ水平になって横になれるので快適そのもの。シートベルトをつけると、前のシートポケットにあるものも取れないくらいです。

LAN603便は無事にロス空港をとび立ち、11時間かけてチリの首都サンチアゴへと僕らを運んでいくのでした。いよいよ人生初の南米大陸上陸が近づいてきました。

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