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【11日目】その3 来た来た!高山病

2008/03/25 その3

世界一周旅行での体調管理は何よりも大切ってことは出発前から意識していました。その中でも、ペルーでの「高山病」が、僕にとってはもっとも恐れるトラブルのひとつでした。

ペルーのリマからクスコまで、海抜ゼロから一気に3300mへ1時間足らずで移動します。ガイドブックによると、到着当日~翌日くらいから頭痛・吐き気などの高山病の症状が3人に2人は出るとのこと。

僕は元々、胃切除の影響のため基本的に貧血気味の状態です。恐らく、普通の人よりは高山病の症状が出やすいのではないかと予想していました。3000mを超えるのは初めての経験ですし、果たしてクスコで無事歩き回ることができるのか?さらにその先に控える4000m級の旅に耐えられるのか、出発前の不安のひとつだったのです。

そしていよいよ本日、飛行機でクスコに到着。到着した瞬間は、別に空気の薄さは感じませんでしたし、何か身体に異常を感じるかというと、特に何も起こっていないようです。もしかして、僕は高山病にならない体質かしら?なんて期待を持ちながらクスコ滞在が始まりました。

しかし、やはり簡単には見逃してくれないようです。到着後の昼寝を終えてクスコの街を散策しているときは、つねに頭痛でガンガンしている状態。それはエミも同じだったようで、午後4時前に一旦宿に帰って再度仮眠を取ることにしました。

始まった頭痛は、その後なかなか治まることはありません。ベッドに横になったらなったで、違う頭痛が襲ってきて、体をどんな体制にしたらいいかも分かりません。そんなこんなで悶絶しながら、到着当日のさらなる行動や晩飯すら断念し、そのまま休息することに。

そして・・・、目覚めたときは、翌日の朝6時。気付いたら14時間も眠りについていたようです。その間、頭痛で何度か目覚めたとは思うのですが、目覚めることすらしたくない状態で、それはもう辛いのなんのって。予想していた通りの高山病の洗礼を受けたのでした。

でも、高山病で苦しめられたのは、このクスコ到着初日だけだったようです。その後、4000mを超える旅程でも大して症状は表れませんでした。空気の薄さにも、「慣れ」で順応することはできるようで良かったです。

当エントリの個別URL:【11日目】その3 来た来た!高山病

 

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