
【20日目】リマ⇒ロス⇒サンフランシスコ⇒そして・・・


2008/04/03
リマ空港のビジネスラウンジでゆったりとした時間を過ごして約5時間。いよいよランペルー航空LP604便の搭乗開始のお呼びがかかりました。搭乗ゲートに向かい、行列の間をすりぬけて手早く搭乗。最近は、「お前らはエコノミーだろ!列に並べ!」ということも言われなくなりました。
今回の機体・座席はどんなんかな?楽しみにしながら用意された前から5列目の席に行ってみると、僕が特に希望していた、あのイースター島往復での機体と同じ、「180度水平フルフラットシート」でした。これなら夜中発、朝着の今回のフライトも快適に過ごせそうです。
24時40分定刻どおりに出発したランペルー便の機内では、さっそく夜の軽食が振舞われ、そして来るべきアメリカでの朝に向けて、ゆっくりと睡眠をとるのでした。それにしてもさすが水平シート、約6時間くらい一度も目が覚めることなく、ホテルのベッドで寝ているかのように気持ちよく熟睡することができました。エミは「硬いし腰がいたくなる!」と言って、完全水平にはしていなかったようですが、僕はもうフラットシートを大満喫。
時差を2時間戻して、アメリカ時間の朝6時、機内ではオムレツ等の朝食が配られ、いよいよ着陸準備に入ります。今回のフライトで、世界一周旅行内でラン航空グループを使用するのはこれが最後です。合計6フライト(5ビジネス+1エコノミー)を使用しましたが、もちろんビジネスを利用したということもありますが、ラン航空は好印象♪なかなか南米に来る機会は少ないかと思いますが、またいつか使ってみたいエアラインのひとつになりました。
さて、降り立ったロサンゼルス国際空港。日本を出発して南米に向かう際は、ただの乗り換えのために降り立ったのですが、今回は・・・、今回も同じく乗り換えのみです。ロスは残念ながら素通りし、アメリカン航空の国内線1928便サンフランシスコ行きに乗り換えて、ちょっとだけ北へと移動します。
アメリカでの最初の目的地はカリフォルニア州のサンフランシスコとサクラメント。両者とも、エミがかつて留学先として滞在したことがある街ということで、北米大陸のスタートを切る場所として選びました。その中でも最初に遠いほう、サクラメントまで一気に移動することにしました。
サンフランシスコ国際空港に降り立った僕らは、そのまま街にでることなく、「バート」という高速交通システム(街中は地下鉄+郊外では地上を走る列車)でサンフランシスコ郊外のリッチモンドという終着駅へ移動します。そしてそこから、アメリカが誇る大陸横断鉄道「アムトラック」(写真)に乗り換え、リッチモンドからサクラメントへと向かいます。
電車旅は合計3時間。昨日からの移動を通算すると、プーノからフリアカ(1時間)・フリアカ空港待ち時間(2時間)・リマへのフライト(1.5時間)・リマ空港待ち時間(6時間)・ロスへのフライト(8時間)・ロス空港待ち時間(2.5時間)・サンフランシスコへのフライト(1.5時間)・サクラメントへの移動(3時間)
⇒合計24時間を越える移動となりました。
そしていよいよアムトラックはその区間の終着駅であるサクラメントへと到着したのでした。


【宿】サクラメント Vagabond inn Midtown バガボンドイン


Vagabond inn Midtown バガボンドイン
サクラメントには適当なホステル・安宿があまりなさそうだったので、通常のホテルの中でも手ごろなものを発見したので即予約!
しかし着いてみると、ダウンタウンから少し離れており、徒歩圏内では無い様子。車を利用する人が宿泊するモーテルのような雰囲気もあり、しまった!と最初は思いましたが、全然そんなことはありませんでした。
むしろ、ダウンタウンより食事する場所や大型スーパーなどは周辺に充実しているし、ダウンタウンや「Arden Fair」というサクラメント最大のショッピングモールへも近くのバス停から1本でアクセスできます。さらに、ホテルから徒歩1分のところに絶品日本食料理屋「Sushi Cafe」があり、何度も通うことになりました。
ベッド・枕・部屋の大きさ・シャワールームなど申し分なく、大満足。
キングサイズベッド2つのツインルーム・バストイレ付き 1泊US66ドル
2008/04/03-07 合計4泊


【21日目】サクラメントのダウンタウン


2008/04/04
今日から数日間は、カリフォルニア州の州都・サクラメントでゆっくりまったりと過ごしています。これまでの南米のイベント続きの日々とは違って、ちょっと余裕を持った滞在を楽しめそうです。
今日も行動はやや遅め。サクラメントのダウンタウンから東に3~4キロの大通り沿いに位置する僕らの宿から、どうやってダウンタウンにアクセスしようかな。幸いにも、部屋ではWifiが飛んでおりネットが自由に使えますので、サクラメントのバスルートも自室で研究できます。近くの道からダウンタウン向きにバスが走っていることが判明したので、早速外出して探すことにしました。
こうしてアメリカの住宅地でバス乗り場を探したり、バスの乗り方を研究していると、エミも数年前のサクラメント留学のことを思い出せるでしょうし、僕も9年前にカナダでホームステイしながらローカルバスでダウンタウンに毎日通っていたことを懐かしく思い出します。うまくバスが乗りこなせたこと、2時間有効なトランスファーチケットを有効活用して色々行動したこと、それはここサクラメントでもうまくいくと同じようなうれしさを感じられました。
予定通りつかまえられたバスに乗り込み、西のダウンタウンに向かってバスは進みます。途中、左にはシュワルツネッガー氏が仕事する州議事堂があり、10分ほどであっという間にダウンタウンに到着。入り口には、ハードロックカフェが大きく出迎えてくれるようでした。アメリカそして大きな街に来たというのを改めて感じる瞬間です。
ランチには特大サイズのハンバーガーとチップス・オニオンリングを食し、サクラメントで数少ない(?)観光エリアの「オールドサクラメント」まで徒歩で散策。州内のサンフランシスコやロサンゼルスとは比べ物にならないほど小さく観光資源が少ないサクラメントですが、その分落ち着いた雰囲気・都会の洗練された様子を感じながら、時間はゆっくりと進行していくのでした。


【22日目】車が無くてもサクラメントの市内バスを操ろう


2008/04/05
今日のサクラメント散策も、うまく市内バスを使ってスムーズに進めることができました。部屋に無線LANが通っていて、交通局の情報をいつでも得られるのが大きいです。これがなかったとしたら、バスの使い方や路線などどうやって情報を集めていたんだろうかと・・・。
アーデンフェアという、サクラメント最大のショッピングモールに出かけようということになったのですが、宿泊先から北東に数キロ。簡単にアクセスできる場所ではなさそうです。アメリカによくある郊外型の大型ショッピングセンターなのでしょう。車が泣ければ基本はアクセスは難しそうです。
どうやっていけるのかな、とバス路線を調べてみると。一度シティの中心ダウンタウンにバスで出てから、その後2本のバスを乗りついだら何とかたどり着けそう。しかし土曜日ということもあり便数も少なく、所要時間はもしかして2時間以上?
どうしようか困っていたところ、神が舞い降りたかのような路線を発見。まさに宿の目の前から、ダウンタウンとは反対方向に走っているマイナーなバス路線を利用すると高速道路のような1本道を経由してダイレクトにアーデンフェアにいけるではありませんか。それも土曜日には珍しく30分に一本バスがありました。さっそく、宿から徒歩1分のバス停からバスに乗り込み、無事に目的地にたどり着くことができました。
最初は「こんな街から離れた場所、ハズレでは?」と嘆いたホテルの場所でしたが、気付いてみると縦横無尽にバスを利用できるベストな場所だったというわけです。周りにスーパー・レストランも充実しており、おすすめです。


【23日目】サクラメントの懐かしき風景&州議事堂の白い輝き


2008/04/06
「通っていたカレッジに●年ぶりに行ってみたい!」
今日は、今回サクラメントに立ち寄った理由のひとつの、エミの留学先やその周辺の散策にチャレンジする日です。当時はあまり公共交通機関は使わなかったということなので、お得意のネット検索で宿からカレッジまでの行き方をチェック。方法は2通りあって、ひとつは2本のバスを乗り継ぐ方法ですが、日曜日はそのバスは運休のため断念。もう一つの方法である、バスでダウンタウン⇒ライトレール(路面電車)でとあるジャンクションまで行き⇒さらにバスで目的のカレッジまで、というアクセスを取ることに。
路線番号だけと停留所の住所だけをノートにメモして、あとは細かな時刻表なんて気にすることなくただ乗り換えていくのみ。どの路線もそんなに便数は多くないはずなのですが、行き帰りともに驚くほどスムーズな乗り換えを実現させて、カレッジ訪問を果たすことができました。
途中、自身が賃貸で住んでいたアパートやよく使ったスーパーなど、懐かしさ溢れる細かな場所でバスを降りてゆっくり歩いたり、カレッジの中をぐるぐるとめぐったりと、当時の記憶をよみがえらせながら楽しんでくれたんじゃないかなと。僕が通っていた大阪の大学をこんな風にめぐって果たして懐かしさに感動するかどうかは疑問ではありますが、海外で通っていた学校(シドニーやらパースやら)なら、きっとうれしく当時を振り返るんだろうなと思います。シドニーで半年ほど住んでいたアパート周辺は今はどんな感じなんだろう・・・、きっと数年後に訪れるでしょう。
3~4時間の旅を終えて戻ってきたバス亭の近くには、サクラメントが誇る州議事堂(写真)が白くうつくしく輝いていました。今日でサクラメント滞在はほぼ終わりになるのですが、一度も青い空が隠れることもなく、あたたかで落ち着いた印象が残るすてきな街でした。ここは同じカリフォルニア州の大都会サンフランシスコやロサンゼルスとは違って、ゆったりと生活するには最高の街なのかもしれません。


【24日目】グレイハウンドでサンフランシスコへ


2008/04/07
今日は、まったり過ごしたサクラメントから、大都市サンフランシスコまで移動します。先日、サクラメントに入ったときは、バート列車とアムトラックを乗り継いで3時間ほどかけて移動しましたが、今回はアメリカが誇る長距離バス「グレイハウンド」で2時間の移動です。
以前、オーストラリアを一周したときは大変お世話になったグレイハウンドですが、北米大陸で利用するのは僕にとっては初めて。ネットで予約をすると、2名割引(配偶者割引?)のようなものが適用されて、二人で何と25.5ドルという格安。アムトラックなどが割高だったので、今回は予算がういて助かりました。
フリーウェイを2時間駆け抜けるとそこには、対岸に高層ビルが立ち並ぶ風景が。いよいよサンフランシスコに到着です。グレイハウンドのターミナルで降りた僕らは、さっそく予約をしていたホステルを探します。ミニバスなどを乗り継いでいく予定でしたが、天気もよく気持ちのいい日差しを感じていたかったので、キャリーバッグをころころ転がして徒歩で移動しました。サンフランシスコ特有の坂道などの難所も乗り越え、中心部ユニオンスクエアからすぐのダコタホステルにチェックイン。体調も良かったので、そのまま街へ繰り出すことになりました。
サンフランシスコといえば、海の見える坂道を走るケーブルカー。そしてそのケーブルカーに立ち乗り(座席に座らずにサイドステップに足を乗っけるだけ)する人たち。こんなサンフランシスコの風景をさっそく体験してみました。パウエル駅からフィッシャーマンズワーフへと伸びるケーブルカー路線を往復するだけで、今まさにサンフランシスコに居ることを実感できます。


【宿】サンフランシスコ Dakota hostel ダコタホステル


Dakota hostel ダコタホステル 606 Post st.
ホステルワールドで予約。軒並み宿泊料金が高いサンフランシスコのホステルの中で、手ごろなプライベートルームを見つけました。街の中心のユニオンスクエアから徒歩5分程度でとても便利な場所にあります。
部屋はとてもシンプルだけどキレイで、冷蔵庫や電子レンジ・テレビ付き。シャワーもばっちり出ますし、無線LAN接続も高速で快適。ホステルというよりホテルという印象が強く、好印象です。
また、道を隔てたところにある姉妹店のアデレードホステルの設備も自由に利用でき、キッチンは設備が充実しており何度か自炊を楽しむことになりました。朝食もアデレードホステルのダイニングルームで充実したパンとコーヒーが付いてきます。
この価格でこの部屋・内容は、満足度が非常に高いです。
ダブルルーム・バストイレ朝食付き 1泊US68ドル
2008/04/07-10 合計3泊


【25日目】その1 リーバイス本店


2008/04/08 その1
この旅行には、いつも日本でも履いているジーンズを1本だけ持ってきていて基本的にはこれでずっと通す予定だったのですが、さすがに昔の結婚式の打ち合わせの帰りに買った(3年以上前)もので、その後ほぼ毎日(95%以上)これだけを履いている・・・ということで、ここに来て悲鳴を上げてきたようです。もう糸がほつれて今にも左足の膝より下の部分が裂けそうです・・・。
ということで、アメリカに入ったころから、ジーンズを新調することを考えていたのですが、ここサンフランシスコはその目的にはベストな場所なのかもしれません。なんと、僕らの宿の近く、ユニオンスクエアに面している大きなリーバイスの建物が、世界のリーバイスの本店と言うではありませんか。さっそく、今日の午前中は中をグルグルと巡ってお気に入りの一本を5分で即決。ついに新しいジーンズ入手となりました。
これまでチリやペルーなどでは「ショッピング」とはなかなか無縁の毎日でしたが、サンフランシスコの中心部は何か買い物をしたり旅行で必要なものを補充するには最適なエリアです。「青山のOL」エミの買い物にも熱が入ってきているに違いありません。


【25日目】その2 NBAバスケットボール初観戦


2008/04/08 その2
今日は、アメリカ旅行の大イベントの一つであるスポーツ観戦♪サンフランシスコの郊外オークランドの「オラクルアリーナ」で行われた、プロバスケットボールリーグNBA公式戦「ゴールデンステート・ウォーリアーズ」VS「サクラメント・キングス」の試合を観戦してきました。
本当は、2日前にあったサクラメントでの試合を観戦したいと思っていたのです。しかし直前にネットで検索すると、どの席も完売。NBAはギリギリでもチケット入手できるかなと甘く考えていたのですがそうではありませんでした。サクラメントでの観戦は諦め、そのほかの日程で僕らの旅程にあった試合があるかを検索すると、ちょうどこの日にサンフランシスコで見られることが分かりました。一番安いチケットをネットで事前に購入し、会場へと向かいました。
会場のオラクルアリーナまでは、バート列車でサンフランシスコ中心から20分程度のところにあります。隣には、メジャーリーグのオークランドアスレチックスの本拠地スタジアムがあり、この辺り一体はいつもスポーツイベントで盛り上がっているようでした。
1時間前に到着した会場はすでに熱気で溢れています。ホームのウォーリアーズのサポーターが95%を占めていましたが、サクラメントも近い場所にあるのでファンもちらほら。エミもサクラメントの応援にまわるようです。
そして、チケットに書かれている場所に言ってみると・・・驚愕の事実が!
なんと僕らの買った格安チケットは、「スタンディングオンリー」(立見席)ではありませんか。ネット予約の際に「Standhing」という文字はあった記憶はありましたが、ちゃんとシート番号もふられているので簡単な座席はあるのかと思いきや、立見席の管理番号のようなもののようでした。いきなり洗礼を浴びたかたちにはなりましたが、気を取り直してジャンボなホットドッグを食べながら、いよいよ初のNBA観戦となります。
まずはサクラメントキングスの入場は大ブーイングの中で。やはりNBAの中でも熱狂さではトップクラスと言われるウォーリアーズのサポーターの声がアリーナに響き渡ります。続いて、ジャズバンドの演奏と同時にど派手なパフォーマンスによる選手入場が始まり、会場は大歓声。様々な音楽イベントでも使われるアリーナだけに、音響でも気分が盛り上がってきます。国歌斉唱があってようやく試合開始です。
NBAに限らず、バスケットボールというもの自体、観戦するのは始めての経験です。野球やサッカーとは一味違って、一瞬一瞬で攻守が切り替わっていく様子や、パス・切り込み・シュートまでにスピードに驚かされます。ウォーリアーズが3ポイントシュートやダンクを決めた瞬間の総立ちの盛り上がりに一緒に乗せられていきます。
試合は、終始ウォーリアーズがリード。エースのバロン・デービス選手が30点以上を獲得する活躍で、ウォーリアーズが140対132でキングスを下して勝利。この特典は、ウォーリアーズの今期最高得点だったらしく、そんなエキサイティングな試合の現場にいられたことは最高でした★
最初は選手も全く知らず、バスケのルール自体も忘れかけていましたが、観戦しているうちにのめりこんで行き、2時間半という試合時間はあっという間に過ぎ去っていきました。初のバスケ観戦を大満足で終えた一日でした。


【26日目】その1 ゴールデンゲートブリッジ


2008/04/09 その1
昨晩のNBA観戦でサンフランシスコで一番大きいイベントを満喫したので、残り1日半の滞在はゆっくりとこの街で過ごすことにします。本当は日帰りや一泊で世界遺産ヨセミテ国立公園のツアーへの参加なども考えたのですが、自然・世界遺産などはペルーで濃すぎるほど満喫してきたあとだっただけに、二人とも乗り気にはならず、むしろゆるりとしていようということになったわけです。
到着日に購入した3Dayパスは今日まで生きていますので、バス・ケーブルカー・ミュニメトロなど市内交通をフル活用して縦横無尽に動き回りました。このパスは3日間有効で18ドル。ケーブルカーが1回5ドル、その他の市バス等は1.5ですので、それぞれ数回のればじゅうぶんに元が取れます。僕らも余裕で投資分以上は回収できたかと思います。
バス路線が載っている地図を一枚持っているだけで市内を自由にまわれるのがサンフランシスコのいいところ。ユニオンスクエアからゴールデンゲートブリッジへのバスも簡単につかまえることができ、フィッシャーマンズワーフを経由して終点のブリッジ周辺までは坂道と海を見ながらの優雅な旅路です。海沿いに出てゴールデンゲートブリッジを眺められる場所まで来ると、特有の強い風が吹き付けて非常に寒いのですが、赤く壮大な橋の姿は、写真で見るそれとはまた違った素敵な雰囲気でした。


【26日目】その2 ケーブルカー・カリフォルニアライン

2008/04/09 その2
サンフランシスコと言えば、ケーブルカー。サンフランシスコのケーブルカーといえば、パウエル駅からフィッシャーマンズワーフへと伸びる線が有名です。乗り場には観光客が長い行列を作っており、車内は混雑し、途中の駅から乗るにはステップ乗車しかありません。
一方で、マイナーな路線がカリフォルニア線。上記パウエル線と途中で交差する形で東西に伸びているカリフォルニア通りを通ります。観光客の利用も少なく快適ということを聞いたので、3Dayパスの有効期限が切れる前に乗車したいと思い、宿から一番近い乗り場から終点まで乗り、またまた終点からスタート地点まで復路でも利用しました。その時の様子の動画の一部です。
往路は乗客は僕らしかおらず貸切状態。坂道の急な起伏も楽しめますので、確かにオススメの路線です。


【27日目】国際線フライトがキャンセル??


2008/04/10
今日はサンフランシスコ最終日。アメリカ西海岸エリアに別れを告げて、飛行機で遥か東のほうへと向かいます。サクラメント・サンフランシスコで合計8日間、一度も天気が崩れることなく、すがすがしい風と暖かな日差しは、南米から戻った僕らに休息の地を与えてくれるような、そんな居心地の良さを感じていました。
東へ向かう今日のフライトは深夜便。どうしても予算がかさんでしまう宿泊費を1泊分だけでもうかせられたら・・・と、夜11時20分発のアメリカン航空AA1608便でハブ空港のシカゴへと向かい(朝5時到着)、そこから乗り継いでアメリカン航空638便でカナダ・オンタリオ州のトロントへ向かう便を予約していました。乗継も入れて7時間ほどの旅程です。
サンフランシスコの宿を夜8時に出発し、バート列車で空港へと向かいます。そして、国内線のターミナル3のアメリカン航空カウンターでチェックイン。そこで、トラブルは起こったのでした。
ブライドタッチができない人差し指タッチのおじいちゃんがチェックインの担当。どうやらカチカチとキーボードを売っているものの何か手間取っている様子。そして5分以上が経過して、預ける荷物に貼り付けるタグが出てきました。そこには上記写真のとおりの「明らかに何かがおかしい!」というタグが・・・。
荷物タグに3つの空港コードが記載されているなんて、初めて見ました。最初(一番下)のORDはシカゴ・オヘア空港なので問題なし。問題はその次です。この後は乗り継いで638便でトロント・ピアソン空港(YYZ)に向かうはずなのに、何故かその間に見慣れない空港コードがひとつ挟まれています。よく見るとLGA(ニューヨーク・ラグアディア空港)になっているではありませんか。明らかに予約していたのとは違います。
「予約していたフライトと、それは違うぞ!何でだ?」
「ん~、この3フライトで予約が入っているんだけどなぁ。いや、まてよ、おっと気付かなかった。確かに君らのフライトは638便で予約されていた。でも、この便はキャンセル(運行中止)になっているみたいだ。航空会社のほうで優先的に他の便に予約を振り替えてくれたようだよ」
なんと、予約していたシカゴ⇒トロント便は、何らかの理由で飛ばなくなったそうです。本来ならそこで一旦旅程の組みなおしを検討しないといけませんが、ビジネスクラスで予約している僕らの予約はうまく都合をつけて代替便を見つけてくれたということでしょうか。それがシカゴ⇒ラグアディア⇒トロント、の路線だったのです。
うまく振り替えてくれたことに感謝すべきですが、突然のキャンセルで思いもしない旅程の変更があり複雑なところです。北米大陸での移動に3フライトもするなんて!7時間の予定が11時間かけての移動開始となりました。その分、マイレージはいっぱい溜まるのですが。
